愛は、こんなにも心細い：ALOHA DESIGN ON BLOG：So-netブログ

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愛は、こんなにも心細い　[works] [編集]

『蜘蛛女のキス』という舞台演劇のパンフレットをデザインさせていただきました。
1993年度トニー賞で最優秀作貧賞など計7部門を受賞したミュージカル。
1981年にスペインで上演されたのが最初で、
以降世界各地で何度も演じられてる名作ですね。
1985年の映画が大ヒットしましたから知ってる方も多い物語だと思います。
日本でも何度か上演されてるのですが、
今回のは2007年に上演された作品の再演となります。
原作は、ラテンアメリカを代表する作家マヌエル・プイグのベストセラー小説です。
ファシズムが台頭する南米の刑務所を舞台に、
若き政治犯ヴァレンティンと映画を愛するゲイのモリーナが、
自らのアイドルである憧れの映画スター“オーロラ/蜘蛛女”を通して、運命に翻弄されてゆく様を描いたカルト的作品です。
「愛は、こんなにも心細い」
そういうキャッチコピー。
震えるような魂の表現を味わっていただけたら嬉しいなと思います。

久しぶりに通常の書店売りの本や雑誌じゃない冊子のお仕事だったので楽しかった。
書籍や雑誌はとにかく信じていいのかどうかも怪しいルールがありましてね（笑）。
「そうじゃなければ売れないんだ！」と強く信じてる人たちのルールに、ちゃんと誠実に寄り添ってあげなくてはならないことが沢山あります。
時にそのルールはデザイナーの大きな「敵」となりますが、
デザイナーはちゃんとした大人なので「敵」を味方にする術を心得ています（笑）。
いや、むしろ「敵」を「敵」として戦うよりも、
「敵」を味方にして力にする術をもっているかどうかこそがデザイナーの真価だと言うべきかもしれませんね。
誤解のないように言っておきますが、ここで言う「敵」とは人のことではありませんからね。
デザイナー的に「自由にならない亡霊のような規則」のことですから。
…とまあ、そんなことはどうでもいいのですが（笑）、
とにかく、書籍や雑誌とは違って、
こういう演劇や映画のパンフレットは自由度が高いのですね。
比較的「敵」がいないお仕事なのです。
今回も自由にさせていただきました。
そうは言っても「読みやすいか」とか「整ってるか」など最低限の注意は払ってますよ（笑）。
ちゃんとしたお仕事ですから大丈夫。
さっきも言ったように僕らデザイナーはちゃんとした大人なので（笑）。

東京公演：2010年1月24日（日）〜2月7日（日）　東京芸実劇場中ホール

ただいま絶賛上演中ですから、気が向いたら急げ！！！ w w w

マハロー！

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蜘蛛女のキス (集英社文庫)

作者: マヌエルプイグ
出版社/メーカー: 集英社
発売日: 1988/10
メディア: 文庫

蜘蛛女のキス [VHS]

出版社/メーカー: 松竹
メディア: VHS

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Don Peris - Delaware

2010-01-28 00:14 nice!(32) コメント(33) トラックバック(0)
共通テーマ：演劇

nice! 32

わお！カッコイイ！！
インパクトありますねー
by ♪パピィ (2010-01-28 00:39)

♪パピィさん＞
ありがとうございますー！
蜘蛛の巣とチョウチョをモチーフにしました。
インパクトありますよね？
よかったー。w w w
by alo-had (2010-01-28 00:43)

なるほど～
売れる売れないのイメージの違いを
クリアするのって大変な作業だと思います。
by e_chan (2010-01-28 06:47)

目を惹きますね～！
by mari (2010-01-28 07:28)

艶っぽくて、繊細なデザインですね♪
「蜘蛛女のキス」というロゴもステキ。
イメージで内容が伝わってくる感じです。さすが～☆
by ruriy (2010-01-28 08:49)

e_chanさん＞
そうなんです。
結構いろいろありましてね。w
でも、本当はルールを破った方が売れるんですけどね（笑）。
by alo-had (2010-01-28 09:50)

mariさん＞
ありがとうございます。
インパクトは大切です。w w
by alo-had (2010-01-28 09:51)

ruriyさん＞
ありがとうございます。
内容をモチーフやコンセプトで伝えるのがデザイナーの役目です。
思いつきはとっても大事なことなんですよねー。
いい感じになりました（笑）。
by alo-had (2010-01-28 09:53)

auさん＞
me-coさん＞
xml_xslさん＞
kurakichiさん＞

訪問＆nice! ありがとうございます！
また是非覗きにきてくださいねー！ w w w
僕もまた伺いますねー。
よろしくですー！ w
by alo-had (2010-01-28 09:55)

ご無沙汰していました。
またよろしくおねがいします＾＾*
シゴトで簡単なポスターを作ることもあるのですが
とてもとてもalo-hadさんの域は高すぎです～
でもとっても勉強になります！
by chibiroh (2010-01-28 10:33)

chibirohさん＞
こちらこそです。
よろしくです。w w
僕の仕事は趣味の延長みたいなものですから（笑）。
「いいかも」って自分で思えるものを作ろうと心がけてます。w w w
精進です。　
いつも。 w
by alo-had (2010-01-28 11:05)

ご無沙汰してます。
鮮やかで妖しい、そんな赤ですね。

by torichan (2010-01-28 20:26)

torichanさん＞
ありがとうございます。
怪しい感じが出てますか？
嬉しいです。
よかった。w w w
by alo-had (2010-01-28 20:52)

すごく素敵です。
情熱的で激しいお話なんですか？
すごく興味がわきますね。
そそられます。
by チョコラ (2010-01-28 22:16)

ﾄﾞｷｯ☆としました＾＾*
蝶もﾓﾁｰﾌになってるんですね～。
ｵｼｬﾚでｶｯｺよくてすごく素敵です。
by KUROPON (2010-01-28 22:23)

チョコラさん＞
ありがとうございます。
政治犯とゲイの絡みに、幻想としてのトップスターが怪しく絡んでくる物語ですからね。
激しいし妄想的で情熱的なんだと思います。
映画はVHSしか出てないのでレンタルしかないかなぁ。
機会があれば是非。w w
by alo-had (2010-01-28 22:44)

こんばんは♪

ココでは感じさせない（失礼）、
alo-hadさんのSEXYさが出たデザインですねw
ステキですww

業界のルールというか習わし。
その中で自由に裁量をふるうコト。
コレはコレで醍醐味がありますね^^。

って、
僕はイチ会社員なんだけど、
それなりに毎日奮闘してますw

by DEBDYLAN (2010-01-28 22:44)

KUROPONさん＞
ありがとうございますー。
そうなんです。
アゲハチョウの柄もモチーフに入れてます。
かっこいいですか？
嬉しいです。 w w w
by alo-had (2010-01-28 22:46)

DEBDYLANさん＞
えへへ。
僕もセクシーなんです。ほんとは。
会社務めだった頃、
仕事上で絡む女性マネージャーさんとかに
よく肩とか腕を触れられていましたから、
部下の娘たちに「触られキング」と呼ばれていました（笑）。
ん？
それはセクシーとは関係ないって？？w w
あるのー！
絶対にあるの！ w w w
by alo-had (2010-01-28 22:56)

stone-9さん＞
kakasisannpoさん＞
rie-klavierさん＞
kissakoさん＞

訪問＆nice! ありがとうございます！
また是非覗きにきてくださいねー！ w w w
僕もまた伺いますねー。
よろしくですー！ w
by alo-had (2010-01-29 00:20)

敵の話、詳しく聞きたいなー、と思う人けっこういない！？
僕は聞きたいなぁ。
by kuni (2010-01-29 08:49)

kuniさん＞
おはよーございます。
kuniさんはそういうことの枠外にいる職人で芸術家だから、きっとおなじような感覚を理解してもらえるとは思います。
以前によく似たことを書いているので暇な時に見てみてくださいねー（笑）。
http://blog.livedoor.jp/aloha_design/archives/50017480.html
by alo-had (2010-01-29 10:14)

＞「敵」を味方にして力にする術をもっているかどうかこそがデザイナーの真価だと言うべきかもしれませんね。
とても深いお言葉で勉強になりました。
これが成功のコツなのですね(^.^)
by ミモザ (2010-01-29 17:54)

ミモザさん＞
いえいえ。
僕は成功したデザイナーではありませんよ（笑）。
毎日をコツコツ食いつないでる永遠のペーペーデザイナーですから。w w w
腐らず、噛み付かず、クライアントの希望へ向かってあげる。
そういうことですから。
僕らは表現者でもありますが、
本質は丁稚なんです（笑）。
by alo-had (2010-01-29 18:01)