Back To Your Star [music]
秋本番ですね。
ここで秋にお薦めしたい Music Source のご紹介。
発売は少し遡って今年の初夏。
なんとあのAORシーンの大ベテラン、ビル・ラバウンティが、かねてより噂のあった18年振りのオリジナル・アルバムを発表しました。
それが今回のお薦めアルバム『Back To Your Star』Bill LaBounty です。
あのアメイジング・リズム・エイセスのダニー・パークスが共同プロデューサーに名を連ね、元TOTOのディビッド・ハンゲイトやロビー・デュプリーなどが参加しているというだけでも素敵な情報なのに、なんとあのラリー・カールトンが久方ぶりにポップス・アルバムにギタリストとしてセッションに参加しているというビッグ・インフォメーション!
オールド・ファンの間ではちょっとした騒ぎとなってましたね。
地元・ナッシュビルの優秀なミュージシャンを集めて製作されたこのアルバム。
ビル自身が「マッスル・ショールズやスティーリー・ダンのようなサウンドを目指した」と語っていた通り、ジャズやR&Bの上質なテイストがフュージョンされた極上のサウンドとなってます。
カントリー方面のアーティストにも楽曲を提供していた彼のサウンド・センスは、元々ポップ性を失わないラインでR&Bやジャズやブルースの影響が滲み出た格別のテイストを持っていました。
70年代から80年代初頭にかけて、優れた楽曲を発表してきた稀代のソング・メイカーだったのですね。
実際には彼の唯一のヒットナンバー『This Night Won't Last Forever』でさえ全米65位。
それでも彼の残したアルバム『This Night Won't Last Forever』や名盤『Bill LaBounty』は、すべてのAORの名盤の中でも最高位に位置づけられてるくらいに、多くのコアなファンに支持されてるアーティストです。
そんなビルが91年発表の『The Right Direction』から18年振りに発表するニュー・オリジナル・アルバム。
期待するなという方が無理ってもんでしょ? w w
より多くの経験を積み、長いクリエイティブな日々の果てに生み出された作品は、彼のそういうミックス・センスをより高い次元に昇華しているように感じますね。
日本盤には嬉しいニュースも。
あの『Bill LaBounty』に収録の名曲『Livin' it up』のアコースティック・バージョンがボーナス・トラックとして収録されています。(『Livin' it up』と『This Night Won't Last Forever』は当ブログ右欄の「Favorite Songs !」でも聴けますよ!)
のっけからラリー・カールトンのギターから始まる、秋の夜長に聴く大人の良質なカクテル・サウンド。
なにをするにももってこいのお薦めアルバムとなっています(笑)。
マハロー!
Bill LaBounty's Back to your star
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