SSブログ

まさかの落球 [baseball]

DVC00067-72.jpg

春の市の大会の快進撃以来、どうも我がチームは乗り切れていないのです。
リーグ戦が始まって、地区6チーム総当たりの前半戦。
夏休みまでに5チームと対戦するわけですね。
結果から言うと、5試合終わって2勝2敗1引き分け。
なんなんだ、この成績は!(怒)
なんて怒ってる場合じゃございません。 w w
市の大会で30チーム中の3位になったからといって浮かれてる場合じゃないんですよね。
本当は我がチームの実力なんてこんなものなのかも知れません。
でもあの夢のような1ヶ月間の躍動感を取り戻して欲しいんですよね。
なのにどうもあの覇気が感じられないのですよ。

先の市の大会で、劇的なトリプルプレーで勝った前大会の優勝チームにもきっちりリベンジを果たされ、準決勝で負けた市の大会優勝チームにまたコールド負け。
いきなりの対強豪チーム2連敗。
その後もう落とせないと結果的には2チームにはなんとか勝ったのです。
でも問題はこの1引き分け。
相手は間違いなく6チーム中一番の格下(と思われていたチーム)。
でもリーグ開幕直後から、思わぬ成長を見せる選手が台頭してる様子で、とにかく打つんです。
結果は惜敗続きみたいなので、勝率は高くないにも関わらず要注意なチームでした。
それでも我がチームは2点をリードした形で最終回を迎えていました。
2アウト満塁のピンチ。
でもここの小学校のグランドは狭くて、外野を抜ければ植え込みなのですぐに無条件2ベースとなります。
なのでホームラン以外で1本で逆転されることはありません。
打者も8番の小さい選手。
満塁ながら、そんなにヤバイ感もない状況でした。
案の定その子は浅いレフトへの凡フライを打ち上げました。
レフトは我が息子。
「試合終了だ!」
そう思った瞬間、なんと息子がまさかの落球!
なんでもないただのフライを落球です。
2アウトなのでランナーはスタートを切っています。
3塁ランナーはもちろんホームイン。
2塁ランナーも3塁を蹴ってホームへ!
息子の肩なら楽々ホームでタッチアウトのはず。
なのに息子は呆然として送球を忘れてるじゃありませんか!
「バックホーーーーーーム!」
大声でベンチが叫びましたが、慌てて送球しても逆に楽々セーフ。
勝利が手元からスルスルとこぼれ落ちました。
しかも、我が息子のせいで……。

快進撃に大きく貢献した春の息子はどこに行ってしまったのでしょう?
リーグ戦初戦こそツーベースと相手キャッチャーのパスボールの間隙を縫ってホームへ好走塁。
そこそこの活躍を見せていましたが、それ以降は精彩を欠いたプレーのオンパレードです。
それ以降ずっとノーヒットですしね。
格下相手の時は普段試合に出れない補欠の子を出すことが多いのですが、その際は補欠の子の代わりに補欠になる立場。
どんな状況でもレギュラーという立場ではまだまだないんですね。
この日も、普段の補欠の子が先発で息子は途中出場。
ここは一丁張り切ってアピールを、という試合。
なのに交代いきなり左中間の大飛球を、バッターが打った瞬間を見てなくて追わない。
打席でも1打席目は中途半端なスイングで凡打。
最後はまさかの落球。
指導者がなにかあったのかと心配するくらいの息子の覇気のなさで勝利を逃したんです。
これでリーグ戦の優勝は限りなく難しくなりました。
一生懸命に戦ってる他の子どもたちにも、
チームの中心としてレギュラーを張る子どもたちの親でもある他の指導者たちにも申し訳なくてね。
さすがに試合後は激怒しました。
落球そのものよりも試合前から続いていた覇気のなさに怒り心頭でした。
「あの木ノ下コーチが!」と子どもたちがびっくりするくらいに息子を叱りましたよ。
コーチを辞めようか、とさえ思うほどに深く落ち込みました。

それでもその日、
2打席目は1週間遅れの僕へのお誕生日プレゼントとなるツーベースを打ってくれてたんです。
最後も含めて全体的に残念なことになったので誰にも褒められることのなかったあのツーベース。
家に帰ってから家族でスーパー銭湯に行きました。
息子と二人で湯船に浸かりながら、
まずはあの落球を一番悔しく思ってるのはお前だということはわかってるよ、と言いました。
背中を流し合いながら、
頑張るしかないんだということ、
上手くなればもっと野球は楽しくなるということ。
上手くなればレギュラーにもなれて、そうなれば失敗しても挽回のチャンスはたくさんもらえるということ。
上手くなるにはもっと元気を出して、覇気を周りに振りまいて、
たくさんボールを投げて捕って打って、
たくさん野球を見て、自分でもするしかないということをたくさん話しました。
そして、お誕生日プレゼントへのお礼をちゃんと言いましたよ。
息子は泣いてました。w w

翌日から息子は早朝の朝練に参加し始めました。
子どもたちが自主的にキャッチボールやランニングをするだけなんですけど。
学校に行く前に数人でやっているみたいです。
ようやく息子も毎日参加するようになりました。
今でも続いてるみたいです。
悔しかったら上手くなるしかない。
ほんとにそう思ってくれればいいんです。
夏の県大会に向けて、また輝きを取り戻して欲しい。
そしてまたレギュラーとして生き生きと試合に臨んで欲しいのです。
それには本人が頑張るしかないのでね。
ようやくちょっとはそう思ってくれるようになったのかな? w w
亀の歩みでもいいから頑張れ。w

マハロ。


Kumiko Ohsugi - Ace o Nerae!

にほんブログ村 デザインブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 デザインブログ DTPデザインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ フリーランス生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村


ALOHA DESIGN ON BLOG English translation

タグ:少年野球
nice!(105)  コメント(64)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。