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チャレンジ・デザイン [works]

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たまにはビジネス書とか実用書なんかもデザインしたりするんです。
絵本やビジュアル・ブックの楽しさとはまた少し違います。
基本的に僕に依頼が来るお仕事ですから、
ベタベタのよくあるビジネス書や実用書を求められることは少ないのですけどね。
でも、やっぱり求めてる人と作る人の間には微妙な感覚のズレが生まれてしまうことがあります。
そこはやっぱり有能な編集者の力量が大切になってくるんですよね。
どこまで一般的なベタなデザインのビジネス書や実用書と違う部分を許容できるか。
そのさじ加減は実はクライアントでもある編集者が握っているんですよね。

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もちろん誤解のないように言っておかなければなりませんが、
ベタベタなデザインのビジネス書や実用書が悪いわけではないんですよ。
むしろ世のビジネス書や実用書を求める人たちは実はデザインなんかどうでもいいんです。
どうでもいいというと語弊があるかな。
「カッコいい」とか「オシャレ」とか
「センスがいい」なんていう感覚とは無関係と言った方がいいですね。
そんなことよりも、書かれてる内容がバーンと眼に飛び込むかどうかしかないんです。
なので作り手はバーンと飛び込むデザインを模索するわけです。
実はこれはこれでちゃんとした立派なデザインのお仕事なんですよねー。
でもね。僕はそうじゃないデザインのバランスを求められことが多いんです。w w
同じ飛び込みでも、ぶっといゴシックフォントじゃない方法での飛び込み(笑)。
ベタな範囲で普通のベタじゃないアプローチ。
ベタと並んでも個性が欲しい。
そんなリクエストですかね。w
難しいんですよ。結構。
言ってみれば僕的なスモール・スケールでのチャレンジ・デザインなのですよね。
個性チャレンジも制約ありありですからね(笑)。
「結局ベタじゃん!」って言われればまあそうだし。w
なのでまたまた果てしなく悩んじゃうわけなんです。(笑)

基本的に僕の案を生かしてくれる編集者さんが多いので
素敵なチャレンジをする機会が沢山あります。
中には編集者さんが強く求めるラインに沿って作り上げる時もありますが、
それはそれで僕の思惑とは違ってもなるほどな的な出来になったりもします。
さじ加減は編集次第、というのはそういうことです。
ここに一緒に作り上げる楽しさが生まれるんですよね。
まあ、そういう部分では絵本もビジネス書も実用書も一緒なんですけどね。(笑)

   *****

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いつものハーレー雑誌も出来上がりました。
カックいい!w
思いっきりカッコいいデザインをほぼさせてくれる編集軍団。
10年来のお付き合いになるので感謝感謝です。w w
どうか、こんな時代ですが、なくならないでね(笑)。

エディトリアル・デザインって楽しいんです。
結局の所、
いい感じで出来上がって、
関係者が喜んでくれて、
僕的に満足出来ればいいんですけどね。
そんな仕事をこれからもさせてもらえるように、
毎日を一生懸命頑張ろうと思います。
いい本をたくさん作りたいです。

マハロー!


PeterCetera feat. Az Yet - You're The Inspiration

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