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玉手箱 [baseball]

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久しぶりに少年野球の試合に参加しました。
ここんところなかなか練習や試合につき合ってあげられなかったんでね。
試合に参加と言ってもベンチで声をかけるだけなんですけどね。w
別に僕が代打で出ていいところを見せるというわけでもないのですけれども(笑)
でも一緒のユニフォームを着て一緒に戦うというのはやっぱりいいものでね。
まあみんなちゃんと徐々に上手くなってることを実感出来ましたよ。
試合にも11対1と大勝出来たしね。
僕が常に一番信頼をおいてきた去年のキャプテンがすごくいいフォームでヒットを打てたことや、
ものすごく小さい時から知ってて将来をすごく期待してる3年生の子が綺麗な初ヒットを打てたことや、
何と言っても投げ方を一番心配してた子が努力の成果を出したといえる好投を見せてくれたことがもう嬉しくてね。
こういう時が一番、指導者冥利に尽きる瞬間なんだなーと思うんですよね。
思わずその夜は一人で祝杯をあげちゃいました。w

とか言いながら、翌日の試合には5年生チームに力負け。
2対15で大敗だ。w
まあしょうがないけど、ここでもまた成長してる箇所をいくつか確認出来たりね。
こうやって野球は上手くなってゆくんだねーとまたまた実感です。
そして試合後、多分父兄の計らいだと思いますが、父の日の総会に出席出来なかった分の手土産をいただきました。
ビールとおつまみと嬉しいメッセージつきで。w w w

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****

指導と人は言いますが、指導というのは僕だけがするものではなく、監督を始め、僕以外のコーチ達が一生懸命に教えているものです。
技術はもちろん、故障をおこさないための矯正。
精神的な部分でのコントロールのヒント。
さらに目上の人に対する、あるいはスポーツマンシップと呼ばれる礼儀作法に至るまで、それこそ多くの時間を一緒に過ごし伝え教えてゆくというその作業は、関わる大人達が一生懸命に関わらなければ上手くことが運ばないんです。
自分の子供が在籍するチームの指導者である時は、それも我が子への関わりのひとつだと思い無条件に頑張れました。
実際に息子のチームに指導者として2年以上関わって、最高学年時にはとてつもない素敵な想い出に繋がるシーンをたくさん経験出来ましたしね。
では我が子のいないこのチームは無条件ではないのかと問われれば、不思議なことにこれまた無条件なんですね。w
いや、実は無条件ではないのかも知れません。
先の息子のチームと過ごした2年間がなければ僕はここにいないわけでね。
しかも息子がずっと補欠で不憫な思いしかしてなくてそのまま卒団していたとしたら、それもまた僕はここにはいないと思うのです。
もちろん息子が不憫だと感じる思いをしたこともあります。
でも監督が使い続けてくれたおかげで長打も連発し、ここ一番での満塁ホームランの思い出も一生の思い出となりました。
そういう中で作られる子供たちとの親密な関係と一体感。
子供たちが努力することに協力し、色んなシチュエーションで泣きながら頑張ってきた果てに訪れる歓喜の瞬間。
そして子供達が「オレってスゲェ!」と思える瞬間に指導者として立ち合える喜び。
そういうすべての時間を玉手箱にしまうような、色とりどりのキラキラした想い出に変えてくれる不思議な魔法が、この指導者として過ごす時間にはかけられているかのようです。
そしてこれは自分の息子にだけ向けられる想いでは決してないんですよね。
無条件でないとしたら、それをまた味わいたいという僕の個人的欲望。(笑)
こいつらと、一生の思い出になる何かを残せたらほんとに嬉しいんだけどな。
まあこいつらが僕が関わる最後の子供たちには違いないわけで。
あと2年しかないんだよ。
魔法はすでにかかったし。
あとはそれを玉手箱にどうしまうか、だな。w

mahalo !


Bill Hughes - Catch Me Smilin'

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