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Home Beach Scenery vol.40 [shonan]

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雨の日でも海は海。
案外、雨の海はじっくり見ないものでね。

雨の海も幻想的でいいものですよ。

マハロ!
mahalo !



Patty Griffin - Rain


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カリフォルニア物語 [books]

僕だって漫画で育った世代なんです。実は。(笑)
小学生の頃に『ドカベン』や『キャプテン』などの野球マンガで野球の全てを教わりましたし、『ブラックジャック』や『750ライダー』で男の美学を学びました。
『サイボーグ009』や『人造人間キカイダー』などで善悪の曖昧さを知り、『あばしり一家』や『ハレンチ学園』でエロの初心を教わり、『デビルマン』や『魔王ダンテ』で人間の狂気を知る世代なんですね。
そうなんです。
僕は『巨人の星』や『あしたのジョー』や『ダイガーマスク』世代のちょっと後の世代なんです。

****

漫画週刊誌を欠かさず購入するほどのお金持ちではありませんでした。
でも折りにつけ話題作はとりあえず目を通す感じでしたし、漫画を購読している友達も多かったので読ませてもらってました。
もちろん時代がそうだったという感じです。
インターネットもビデオもない。
自分が自分の時間にチョイス出来る楽しみは音楽と漫画しかなかった時代だったんですね。
もちろん、ここには書き切れないほど様々な漫画を読んできましたよ。
でも先に上げた漫画はほぼ小学生時代に夢中で読んだ作品です。
その後は次第に読む漫画は厳選されて、「琴線に触れる作品を読む」というスタイルに当然変わってゆくわけです。

そんな中、振り返れば、僕の価値観や何かに対するベーシックなスタンスに影響を与えたなと思える作品もあったりしますね。
未だに『アキラ』を越える衝撃には出会ってませんが、あの作品はエンターテインメントでした。
描かれた世界も哲学も、すべてが衝撃でしたがあくまでも壮大なエンターテインメント作品。
それよりも作品的には小さくとも、僕の心に深く届き、僕のベーシック・ワールドの一端を成しているかも知れない作品。
そんな作品が僕には2つあります。
そのひとつが吉田秋生さんの『カリフォルニア物語』ですかね。

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僕がこの作品を読んだのは高校生の時でした。
主人公・ヒースが故郷のカリフォルニアからドロップアウトして逃れてきたNY・マンハッタンで過ごした青春物語。
青春と言ってもすべてがちゃんと結ばれないし報われない世界。
壊れてしまってから大切なものを見つけてゆくというデリケートなリアリティに溢れた作品でした。
特に吉田さんの人物描写の上手さに虜になった僕は夢中でこの漫画を愛読しましたよ。
当時「これがリアルなアメリカの影であり、どうしようもない現実の群像なのだ」と感じていましたね。
昔憧れていた「海と太陽と音楽のLA」なんてアメリカの本質とは違うよななんて思ったりなんかしてね。
海外への憧れなどとは無関係に描かれる圧倒的な人間描写はえぐるような悲劇で読む者を襲います。
深い哀しみとやりきれない「現実」。
そして人と人の間に横たわる「愛」。
この作品の続編的な物語『BANANA FISH』は未だに高い評価を受ける吉田さんの名作ですが、僕にはこの作品のヒースとイーヴの想いに打ち震えるのです。

「運命ってのはさ・・・あるんだよ どうしようもないことってのはあるんだ・・・おまえは十分してやったさ」
「なにを? オレはなにもしていない」
「イーヴはおまえと友だちになって救われたんだよ 言ってたじゃないか・・・”オレをバカにしなかったのはあんただけだ”って」
「なにもしてない・・・オレは他人なんか救えない・・・ 自分のめんどうだって満足に見られないのに・・・・・」
「なにが救いになるかは本人にしかわからんさ そうだろ?」

兄を失い、イーヴを失ったヒースがなにかを見つけてゆく青春の日々。
人は分かり合えないことに翻弄されて現実をなんとか渡ってゆくもの。
そしてそれを失って初めて、それがどれだけ大切だったかを知る生き物。
この作品はそんな作品に思えてしかたないんですね。

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****

ヒースが兄・テリーと育った庭でかくれんぼの時に必ず隠れ場所にしていたミモザの木。
トウモロコシ畑を見ると『フィールド・オブ・ドリームス』を必ず思い出すように、
ミモザの花を見ると、僕は密かに(笑)、必ずヒースのことを思い出してるんです。

で、もう1つは?
それはまた今度ね。w w

Mahalo!


Billy Joel - Say Goodbye to Hollywood

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ガウガウ [works]

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仕事柄ロケハンをしたりします。
ロケハンとはロケーション・ハンティングの略で撮影する場所の下見のことです。
カタログや雑誌、あるいはCDなどの背景にイメージしてる場所を下調べして、その場所に出向き、イメージ通り(あるいはイメージ以上)の場所を見つける作業なんですね。
1日に何箇所も回ることもあるので体力的には結構大変なんですが、基本的には楽しいお仕事です。
ここ最近のロケハンはカタログのための撮影シチュエーションを探すロケハンで、ディレクションを僕がやっているので基本的には僕が一人で回っています。
その昔、奥さんが鵠沼で嵐の撮影に遭遇しましたが、
その撮影前にカメラマンやデザイナーがそこに訪れて
ちゃんとビジュアルプランを入念に決定した上で
すべての段取りを踏んだ上でその撮影がその日に行われるというわけです。

千葉に行って六本木に行って神宮前に行って。
自由が丘に行って等々力に行って大崎に行って渋谷に行って原宿に行って。
それぞれ事前に申し込んでいた施設の窓口や担当者の方とお会いして、企画や媒体の内容を説明してその場所の写真をいろんなアングルやシチュエーションで撮らせてもらって。
移動距離もハンパなく大きくなってしまうこともありますから、まあくたくたになりますわね。(笑)
イメージに沿ってピックアップしたにも関わらず、実際に行ってみるとなかなかイメージに合わないことがあったりね。
その日5箇所回ったけど、どれも使えないな〜〜と落胆することもしばしばです。w

それでもイメージに近づけるために。
あるいは想定しているイメージよりもいいイメージになるように。
デザイナーはハンティングを繰り返すのですねー。
ガウガウ。
肉食系。
ハンター・アロハはガウガウと今日もゆく!

マハロ!
mahalo !


2CELLOS (Sulic & Hauser) - Smooth Criminal

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いつか向こうで [think]

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古い友人が亡くなりました。
バーで倒れてそのまま逝ってしまいました。
まさに急逝でした。
同じ歳のクリエイター仲間。
僕らは同じ時代を共にペーペーから一緒に立ち上がってきたデザイナーとカメラマンでした。
何度も喧嘩したし、何度も助け合った。
いや。助けてくれた、が正しいか。
大きな時間の流れや時代の隆盛と共に僕らの絡みも少なくなり
彼の個人的な問題もあって近年は疎遠になってました。
それでもつい最近も上手くやってるというのを人の噂で伝え聞いたりして安心したりしてたのですけれどね。

ほぼ半世紀を生きてきた道。
死は身近な存在になりつつあります。
いや。
昔からずっと死は僕らの側にあったのですけれども、リアリティとしてそこに存在し始めたという感じです。
友人に限らず、親の世代、少し上の先輩世代など
生が限定だと認識することもなかった子供時代に経験する死とはまったく違う存在感でそこに突然現れます。

人の死に遭遇するといつも思うことがあります。
「彼(彼女)は幸せだったか」
それは長い人生を俯瞰しての評価でもいいし、亡くなった直前の状況でもいい。
故人が幸せな日々を送っていたのかどうか。
そこは想像するしかないのですけれどもね。
もし幸せじゃなかったとしたら…
あるいは幸せだったとしたら…
亡くなってしまった今
どちらも辛いことには変わらないのですけれど、
せめて、直前の日々が美しかったと認識していたとしたら
少しは浮かばれるような気がしてね。
だって自分がそうありたいと強く強く願うから。
子供時代に遭遇する身近な人の死と決定的に違うのは
その故人の人生や願いに想いが及ぶからなのですね。
そして自分の死と何かをリンクさせてるからなのだと思うのです。

彼は幸せな日々の中で逝けたのか。
彼の死は大切な人たちが哀しんでくれるようなものだったろうか。

それは言い換えれば
僕は幸せな日々の中で逝けるのか。
僕の死は大切な人たちが哀しんでくれるようなものだろうか。
そういうことなんです。

胸の奥が痛いものですね。
もうパートナーとかコンビとか呼べるような間柄ではなかった友人であっても、そういう時期が確実にあった友人の死はやはり特別です。
僕と奥さんの結婚式の直前に彼が撮ってくれた二人の写真が今も飾ってあります。

彼の友人が企画して彼の追悼写真展が京都と東京で開催されるという噂。
彼の死は間違いなく大切な人たちが哀しんでくれるようなものだったようです。
たくさんの人に迷惑をかけ
たくさんの人を無条件に助けた故人を
今は偲びたいと思います。
さようなら。
いつか向こうでまた喧嘩しましょう。

マハロ!
mahalo !


Kanjani8-glorious

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ビジュアル語学ブックシリーズ [works]

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今までも刊行のたびに単体で紹介してきたビジュアル語学本のお仕事。
もう10冊以上も関わってきたのでまとめて紹介しちゃおうかと。w
すべて三修社という語学に関する専門書を刊行している出版社から発行しています。
(リンクはすべて三修社のホームページの商品ページとリンクしています。本の中身が見られますので是非。)

****

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パリのヴァカンスのフランス語ノート
森田けいこ 著
「ヴァカンスの空気を満喫しながら、フランス語を楽しもう!」という本です。
パリっ子の人生に欠かせないヴァカンスのフランス語表現、掲示物や看板のフランス語表記なども盛り込み、「フランス人のヴァカンス気分」を四季を通じて満喫できる創りの会話ガイド。

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パリの幼稚園のフランス語ノート
森田けいこ 著
フランスでは当たり前に使うけれど、日本ではあまり触れる機会がないフランス語筆記体や話し言葉、幼児語などの素材を豊富に盛り込みました。
シンプルなフランス語とともに、小さなパリっ子たちの12か月がぎゅっと詰まっています。

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バルのスペイン語
秦真紀子 著
スペインバルは、朝から夜まで陽気でおいしい!
お店の人とのあいさつから注文、お会計までの基本会話はもちろん、地元のバルでサッカー観戦するときのお役立ちフレーズまで。

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街歩きのスペイン語
秦真紀子 著
地図の見方から切符やチケットの買い方、市場でのお買い物、街角で見られるスペインらしい建築物やアート作品の写真も豊富に掲載。
美術館やサッカー観戦、フラメンコ鑑賞中のかけ声など、見ているだけでスペインの街歩きを満喫できます。

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スローライフのイタリア語
奥村千穂 著
トスカーナで暮らす家族の会話を、1日の生活シーンごとに綴りました。暮らしの中で登場する単語や、簡単な文法も紹介しています。
田舎での時間の流れや空気感を伝えるコラムも充実。日々の生活を通じて、気軽にイタリア語に親しめる1冊。

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街歩きのイタリア語
岩田デノーラ砂和子 著
「大聖堂へはどうやって行けますか?」「ここで写真を撮ってもいいですか?」イタリア語で聞けたら、もっと楽しい。
バスの乗り方からナンパ撃退法、街の表示や貼り紙のイタリア語も紹介した、観光にも、お散歩にも役立つ会話集です。

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トラットリアのイタリア語
岩田デノーラ砂和子 著
おいしそうな料理と、にぎやかな店内の写真がいっぱい。
「今日のおすすめは何ですか?」「このパスタを2人で分けたいんだけど…」など、予約からお会計まで、すぐに使えるフレーズを豊富に収録。

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お買いもののイタリア語
岩田デノーラ砂和子 著
カラフルな雑貨やおいしい食材を探して。イタリアのお買いものは楽しみがいっぱいだけど、イタリア語で会話ができたらもっと楽しい!
「見てるだけ」はイタリア語でなんて言うの? なんて知りたかったフレーズがいっぱい。

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バールのイタリア語
奥村千穂 著
イタリア中、どの街にもあるバール。でも実際のバールの利用方法は、意外に知られていないもの。
イタリア人のように気軽にバールを活用する方法、簡単会話集、イタリア人とバールの深いつながり、などをご紹介。

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街歩きのドイツ語
中村真人 著
トラムや自転車に乗って、インビスやマルクトに立ち寄って、アートや音楽を楽しんで…。
基本のあいさつ表現から、街にまつわるドイツ語豆知識まで。初心者から既習者まで、幅広く楽しめる構成です。

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オペラでイタリア語
森田学 著
オペラはイタリアが生んだ世界最高の舞台芸術。
このイタリアオペラをより楽しむために、オペラの基礎知識はもちろん、その背景にある教養や技術などさまざまなエピソードも紹介。

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街歩きのスウェーデン語
林壮行 著
スウェーデン・ストックホルムの街並を歩きながら、歴史や会話を楽しもう。
豊富なビジュアルとともに、スウェーデン語フレーズやガイドブックにはないオススメスポットを紹介。

****

どの本も、単なる会話集や辞書ではなく、豊富な写真と共に、それぞれの国々の、それぞれのシチュエーションやライフシーンの背景にあるアイデンティティを説明しながら、その国で行われる会話のコツや注意点やカッコいいポイントを紹介しています。
なのでそれぞれの国々の文化を深く紹介している本でもあるのです。
こういう本を直接手に取って購入するかどうかを検討される方々は、それが必要だという選択に迫られている方々です。
そういう人たちに、よりその国の雰囲気を味わってもらいたいし、その国をより深く知りたいという欲求にも、語学(会話)本に出来る範疇で少しでも応えてあげたいという編集書物なんですね。
こういう本は自由があるようで実はなかなか難しいんです。
すぐに簡単に出来上がった本は、実はなかったりね。w w
産みの苦しみに毎回苛まれるのですが、
編集者の準備や努力や編集ディレクションがしっかりしているから、
手前味噌ですがそれでも毎回必ずいい本になるのです。

僕らが作ったいい本で
これを欲する人の役に立てればこんなに嬉しいことはありませんからね。

さてさて。
これからまた20冊達成を目指して頑張れたらいいな。
たくさんの人が喜んでくれますように。
頑張るぞっと!w

マハロ!
mahalo !


wonderful life - Zucchero


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