海へ帰る人 [shonan]
道路を走っていて、道の向こう側に海が見えた瞬間。
京都時代は日本海でも太平洋でも、南港であってさえも、超テンション上がる大好きな瞬間でしたよ。
もちろん今でも大好きな瞬間でもあります。
京都からここ茅ケ崎に越してきた当初は夢のようでした。
ただでさえ、出掛けることがまるで小旅行みたいな新鮮さに溢れ、
帰ってくるたびに海が眼前に現れるのです。
海が帰る場所になるわけなんですね。
時間帯によれば、海岸通りのR134はいつも対向車線が混んでる状態になる場合がありました。
出掛ける時は湘南へやってくる人たちで対向車線が混んでいて、
帰ってきた時には湘南から帰る人たちの車で対向車線が混雑というわけです。
♪〜江ノ島が見えてきた オレの家も近い〜♪
歌詞の通りなんだなって思いながら
海の側に住んでいるんだという実感で毎日が楽しかったものです。
でもね、やっぱり海に住んでいるとちょっと残念に思うことも。
それはあんなに好きだった眼前に海が現れる光景に感動しなくなってしまうこと。
それが当たり前になって馴れてしまうんです。
これはテリー伊藤さんもかつてTVでおっしゃってましたね。
「それがちょっと淋しいね」と。
まさにそうなんです。
ちょっと淋しいんですね。
「自分も汚れちまったなぁ」
そんなふうにがっかりもしつつ、まあそれでも海の側で暮らしているありがたい日々は続いていくわけで。
でもあれは西伊豆に行った時ですかね。
山道のワインディングロードをクネクネと走り続けていたんです。
「もう山はいいよ」
なんて言いながら走っていたらいきなり眼前に西伊豆の海が開けたんです。
「おおおーー!海ーーー!」
思わずあの大好きだった感覚が蘇りましたよ。
「夏はやっぱり、海だねーー!」
大はしゃぎでハンドルを握ってました。
全然汚れてなかったよ。(笑)
あの鎌倉の海に馴れちゃってただけでね。
知らない海を見たら100%感動する人ですから。
まだまだ海は素敵。
海ピュア僕は大丈夫!
マハロ!
mahalo !
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