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最後の夏 [baseball]

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息子の引退がいよいよ迫ってきました。
中学3年生。
この夏の大会の敗退をもって中学野球からの引退となるわけです。
あと練習試合が1つ。
そして夏の大会。
2つ連続で勝った記憶が無いので本当に祈る気持ちです。
春以降、レギュラーを奪還できないまま最後の大会を迎えることになりますからね。
少しでも出場機会があることを祈るばかりです。

******

「引退までに楽しい野球が出来なければ辞めようと思う」

以前息子がポロッとこぼしたことがありました。
それもしょうがないな、と僕は思いました。
彼にとって中学の野球はがんばっても今ひとつ成果を出せず、なかなか認めてもらえなかった野球だったかも知れません。
元々、野球センスのある少年というわけではありませんでした。
でも、少年野球では一生懸命努力を重ねチームの中心選手に育っていきました。
中学でも前監督に干されながらも、認めてもらおうと必死で努力して評価してもらえない部分を矯正してがんばってきました。
現監督に変わってから秋の大会ではサードのレギュラーでがんばっていましたが、春に故障して以来レギュラーから外されています。
なかなか思い通りにはいかない彼の中学野球、というわけです。
それでも、僕は息子がいい野球選手だと思っています。
親のひいき目だけでなく、チームメイトからも、チームメイトの親御さんからも、息子はレギュラーであってもおかしくないという声を聞くこともあります。
素晴らしい肩と守備力。
なかなかバッティングが上手く行ってないようですが、本来的に長打力があっていいバッターなんです。
でも監督さんから見て、息子ではなく今のレギュラーの子を使う理由がきっとあるのだと思います。
僕も少年野球の監督をしていますからよくわかりますが、そこは監督との相性の差や、監督が選手に求める実力的な部分の評価の差なのだから仕方ありません。
それを黙らせるだけの活躍をしていないのは息子の力が足りないということですからね。
どうしてもチーム内の力関係や監督との相性などで上手くいかないことがあるスポーツですから。
めちゃめちゃ上手くても、もっと上手い選手がいたらレギュラーになれない世界。
出来ればスポーツは続けて欲しいですが、野球だけが全てではありませんからね。
「本当は、これからもっといい選手になるのにな。残念だな。」
そんな風にも思いましたけれども。
でも彼の人生は彼のもの。
彼が一番輝けることをやってくれればと思うのです。

******

先日、久しぶりに息子のバッティング練習につき合いました。
2日連続でそれぞれ100球ほどプラスティックボールを投げてね。
その時に久しぶりに二人で話しました。
「最後の野球かもわからないから、レギュラーになれてもなれなくても出来ることをやれよ」
そう言うと息子は言いました。
「まだわかんないけど、多分高校でもやるよ。オレから野球とったらなにもないじゃん」

嬉しかったな。
なにもないとはまったく思わないんだけど。(笑)
そうなってもならなくても、息子が選んだ道を応援したいと思います。

いよいよ数試合。
試合の日は、少年野球の監督はお休みさせてもらって、すべて駆けつけたいと思います。
少年野球から続けて来た彼の野球の一区切りの瞬間が迫ってきてるんですから。
試合に出ても出なくても、
万感の想いを込めて、応援したいと思います。


マハロ!
mahalo !


Boston - A Man I'll Never Be


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