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実現 [works]

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実は4月から仕事場を変えました。
相変わらずデザイナーですけれど。
昨年の勝どきで働いていた制作会社は辞めて
今度は横浜の制作会社でデザインをやっています。

辞めた会社を悪くは言いたくないので詳しくは申しませんが、
入った時の話とはまったく違うことになっていったということが大きな要因?
条件的に相当なブラックになっちゃったとしても、一緒に働いていた人たちはいい人だったのでそこはまあしょうがないわけで。
ハード過ぎて周りのみんなが心配してくれたほどの時期もありましたからね。

今度の会社は、キャリア的や年齢的なこともあって、入社早々にいろんな仕事に関わらないといけなくなってます。
若い娘たちをまとめて「いいものを創る」という意識を浸透させるという役目も期待されているわけでね。
昔勤めていた出版社のような感じで、僕だけが歳を重ねキャリアを積んだ立場に変わったような感じかな。
まあそれはそれで忙しいのですが、待遇や保証などは相当にしっかりしている会社なので、会社に泊まり込むという状況にはなりません。
みんな頼ってくれてるし、今のところ(?)みんな優しくしてくれてますから、少々忙しくても大丈夫です。

何と言っても毎日ちゃんと「エディトリアル・デザイン」をさせてもらってます。
それは一番大きなことでね。
もちろん仕事の内容が出版ではないので自由度は低いのですが、編集部もあるのでデザイン業務の専念度合いが格段です。

企画して取材して記事にして編集してデザインする。

編プロとデザイン会社が合わさったこんな制作会社を
広告やショッピングモールの宣伝や企業パンフや機関誌だけで終わらせるのはもったいないでしょ。
僕が入ったんだし「いいデザインの出版物」の仕事をどんどん増やしたいという野望もあるわけでね。

ま、実現出来るかどうかはわからないし、僕に何が出来るのかわからないけれど。
この夏に横浜から代官山に本社が移転することが決定していますからそこからかな。
いろんなひとの知恵を借りて。
動いてみようかなと。
またいい本を創りたい。
そんな想いが今度こそこの会社で実現しますように。

Mahalo!


Niña De Mi Corazón


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一生懸命 [works]

久しぶりに子供向けの本をデザインさせていただきました。

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一生懸命 〜相撲が教えてくれたこと』(貴乃花光司:著/ポプラ社:刊)

あの壮絶な「若貴ブーム」を支えた主人公の一人、貴乃花親方の自伝的エッセイですね。
子供向けに編集された著書で、同時に大人向けに編集された『生きざま』という本も刊行されています。
僕が担当させていただいたのは子供向けの方。
優しい言葉で、相撲を通じて得た様々な教訓や経験を語ってくれています。

子供向けということで、デザインはわかりやすくシンプルにインパクト重視で。
最初はもっとカッコ良く作ってたんですけど、調整の結果今の形になりました。w
まあデザインなんてのは本来、商品の販売ターゲットに向けてクリエイトするものなので、その役割を果たせるであろう体裁ならいいんです。
でも「ダサくってもいいんだよ!」なんていう乱暴な意見は無視して、デザイナーは細部にわたってバランスを考えるものなんです。
一見カッコ良くなくても、ちゃんと作ってる。
ほとんどのデザイナーはそういう仕事を実はしてるんですよ。
僕のは全部カッコいいんですけれど。(笑)

****

当時の若貴の人気がジャニーズ級だったことを信じられない若い世代もいるらしい。
でも最高視聴率が48%だったことを語られても、そんな生まれる前の話なんて力道山の頃の話と区別がつかないのも無理ありませんよね。
でも僕らおっさんらからしたらつい最近の話のように感じてしまうくらいに、あのフィーバーは鮮烈で美しい記憶のひとつです。

ライバル曙との壮絶な死闘。
相撲が美しい武道なのだと信じさせてくれた最後の時代。

山下泰裕
瀬古利彦
具志堅用高
そして千代の富士

僕はその時代の「強い日本」を誇りに思い、強いアスリートを応援してきた世代です。
その最強だったあの千代の富士を破って登場してきた超新星。
父母の時代に愛されたあの貴ノ花のご子息。
世の中のすべてが彼らを自分の息子のように愛し応援したんですね。

誰もが大人になってゆく過程でもがき苦しむ壁。
あのフィーバーの渦中で時代を泳ぎ、ある意味翻弄されながらも、より高い自分を捜す大いなる旅を続けた彼の生きざま。
彼の自分を高めようと生きた経験は、子供達に伝えたいことの宝庫です。
そんな経験を子供達に向けて綴ってくれた本書。
ファンならずとも興味深い著書だと思うんですよね。

子供の読書感想文などの課題がある方にはお薦めです。

マハローーー!
mahaloーーー !


Jackson Browne 1977 Running on Empty

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ガウガウ [works]

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仕事柄ロケハンをしたりします。
ロケハンとはロケーション・ハンティングの略で撮影する場所の下見のことです。
カタログや雑誌、あるいはCDなどの背景にイメージしてる場所を下調べして、その場所に出向き、イメージ通り(あるいはイメージ以上)の場所を見つける作業なんですね。
1日に何箇所も回ることもあるので体力的には結構大変なんですが、基本的には楽しいお仕事です。
ここ最近のロケハンはカタログのための撮影シチュエーションを探すロケハンで、ディレクションを僕がやっているので基本的には僕が一人で回っています。
その昔、奥さんが鵠沼で嵐の撮影に遭遇しましたが、
その撮影前にカメラマンやデザイナーがそこに訪れて
ちゃんとビジュアルプランを入念に決定した上で
すべての段取りを踏んだ上でその撮影がその日に行われるというわけです。

千葉に行って六本木に行って神宮前に行って。
自由が丘に行って等々力に行って大崎に行って渋谷に行って原宿に行って。
それぞれ事前に申し込んでいた施設の窓口や担当者の方とお会いして、企画や媒体の内容を説明してその場所の写真をいろんなアングルやシチュエーションで撮らせてもらって。
移動距離もハンパなく大きくなってしまうこともありますから、まあくたくたになりますわね。(笑)
イメージに沿ってピックアップしたにも関わらず、実際に行ってみるとなかなかイメージに合わないことがあったりね。
その日5箇所回ったけど、どれも使えないな〜〜と落胆することもしばしばです。w

それでもイメージに近づけるために。
あるいは想定しているイメージよりもいいイメージになるように。
デザイナーはハンティングを繰り返すのですねー。
ガウガウ。
肉食系。
ハンター・アロハはガウガウと今日もゆく!

マハロ!
mahalo !


2CELLOS (Sulic & Hauser) - Smooth Criminal

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ビジュアル語学ブックシリーズ [works]

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今までも刊行のたびに単体で紹介してきたビジュアル語学本のお仕事。
もう10冊以上も関わってきたのでまとめて紹介しちゃおうかと。w
すべて三修社という語学に関する専門書を刊行している出版社から発行しています。
(リンクはすべて三修社のホームページの商品ページとリンクしています。本の中身が見られますので是非。)

****

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パリのヴァカンスのフランス語ノート
森田けいこ 著
「ヴァカンスの空気を満喫しながら、フランス語を楽しもう!」という本です。
パリっ子の人生に欠かせないヴァカンスのフランス語表現、掲示物や看板のフランス語表記なども盛り込み、「フランス人のヴァカンス気分」を四季を通じて満喫できる創りの会話ガイド。

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パリの幼稚園のフランス語ノート
森田けいこ 著
フランスでは当たり前に使うけれど、日本ではあまり触れる機会がないフランス語筆記体や話し言葉、幼児語などの素材を豊富に盛り込みました。
シンプルなフランス語とともに、小さなパリっ子たちの12か月がぎゅっと詰まっています。

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バルのスペイン語
秦真紀子 著
スペインバルは、朝から夜まで陽気でおいしい!
お店の人とのあいさつから注文、お会計までの基本会話はもちろん、地元のバルでサッカー観戦するときのお役立ちフレーズまで。

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街歩きのスペイン語
秦真紀子 著
地図の見方から切符やチケットの買い方、市場でのお買い物、街角で見られるスペインらしい建築物やアート作品の写真も豊富に掲載。
美術館やサッカー観戦、フラメンコ鑑賞中のかけ声など、見ているだけでスペインの街歩きを満喫できます。

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スローライフのイタリア語
奥村千穂 著
トスカーナで暮らす家族の会話を、1日の生活シーンごとに綴りました。暮らしの中で登場する単語や、簡単な文法も紹介しています。
田舎での時間の流れや空気感を伝えるコラムも充実。日々の生活を通じて、気軽にイタリア語に親しめる1冊。

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街歩きのイタリア語
岩田デノーラ砂和子 著
「大聖堂へはどうやって行けますか?」「ここで写真を撮ってもいいですか?」イタリア語で聞けたら、もっと楽しい。
バスの乗り方からナンパ撃退法、街の表示や貼り紙のイタリア語も紹介した、観光にも、お散歩にも役立つ会話集です。

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トラットリアのイタリア語
岩田デノーラ砂和子 著
おいしそうな料理と、にぎやかな店内の写真がいっぱい。
「今日のおすすめは何ですか?」「このパスタを2人で分けたいんだけど…」など、予約からお会計まで、すぐに使えるフレーズを豊富に収録。

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お買いもののイタリア語
岩田デノーラ砂和子 著
カラフルな雑貨やおいしい食材を探して。イタリアのお買いものは楽しみがいっぱいだけど、イタリア語で会話ができたらもっと楽しい!
「見てるだけ」はイタリア語でなんて言うの? なんて知りたかったフレーズがいっぱい。

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バールのイタリア語
奥村千穂 著
イタリア中、どの街にもあるバール。でも実際のバールの利用方法は、意外に知られていないもの。
イタリア人のように気軽にバールを活用する方法、簡単会話集、イタリア人とバールの深いつながり、などをご紹介。

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街歩きのドイツ語
中村真人 著
トラムや自転車に乗って、インビスやマルクトに立ち寄って、アートや音楽を楽しんで…。
基本のあいさつ表現から、街にまつわるドイツ語豆知識まで。初心者から既習者まで、幅広く楽しめる構成です。

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オペラでイタリア語
森田学 著
オペラはイタリアが生んだ世界最高の舞台芸術。
このイタリアオペラをより楽しむために、オペラの基礎知識はもちろん、その背景にある教養や技術などさまざまなエピソードも紹介。

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街歩きのスウェーデン語
林壮行 著
スウェーデン・ストックホルムの街並を歩きながら、歴史や会話を楽しもう。
豊富なビジュアルとともに、スウェーデン語フレーズやガイドブックにはないオススメスポットを紹介。

****

どの本も、単なる会話集や辞書ではなく、豊富な写真と共に、それぞれの国々の、それぞれのシチュエーションやライフシーンの背景にあるアイデンティティを説明しながら、その国で行われる会話のコツや注意点やカッコいいポイントを紹介しています。
なのでそれぞれの国々の文化を深く紹介している本でもあるのです。
こういう本を直接手に取って購入するかどうかを検討される方々は、それが必要だという選択に迫られている方々です。
そういう人たちに、よりその国の雰囲気を味わってもらいたいし、その国をより深く知りたいという欲求にも、語学(会話)本に出来る範疇で少しでも応えてあげたいという編集書物なんですね。
こういう本は自由があるようで実はなかなか難しいんです。
すぐに簡単に出来上がった本は、実はなかったりね。w w
産みの苦しみに毎回苛まれるのですが、
編集者の準備や努力や編集ディレクションがしっかりしているから、
手前味噌ですがそれでも毎回必ずいい本になるのです。

僕らが作ったいい本で
これを欲する人の役に立てればこんなに嬉しいことはありませんからね。

さてさて。
これからまた20冊達成を目指して頑張れたらいいな。
たくさんの人が喜んでくれますように。
頑張るぞっと!w

マハロ!
mahalo !


wonderful life - Zucchero


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繋がり [works]

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またまたお仕事が印刷物となって届きました。
今度は単行本。
編集のお二人と僕との「トリオ」でずっとやってるビジュアル語学本の最新作です。

街歩きのスペイン語』(秦真紀子:著/三修社:刊)

前回の『バルのスペイン語』(秦真紀子:著/三修社:刊)は、バルでの会話やスペイン文化に沿った対応の仕方などを紹介しましたが、今回は街中の観光時における様々なシチュエーションに対応するための内容となっています。
近々スペインへ行かれる方は是非是非本書を!(笑)

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****

このお仕事も、僕が大変困難な時期にいただいたお仕事でした。
精神的にも身体的にもボロボロだった僕に、
「それでもこのシリーズはトリオ一緒じゃないということは想定していない」
と言ってもらえたのは本当に大きな救いになるものだったのですね。
実際には会社の大きな仕事と平行しながらも、大きな山場を過ぎた頃からのスタートだったので助かりました。
夏場はこの『街歩きのスペイン語』とSUP専門誌『PADDLE!』のアロハデザイン仕事に専念も出来ましたからね。
今や年間で僕の心の拠り所にもなっているこのビジュアル語学本シリーズ。w
僕を必要としてくれる数少ない(?)お仕事のひとつでもあります。
まあそうは言ってもこのシリーズは簡単なものではないんですけども。
結構大変。w
でもね、いつもちゃんと出来上がるんです。
いい本に必ずなる。
だから続けさせてもらえる。
そして次の企画が楽しみになる、というわけです。

****

人は繋がりの中でしか生きてゆけません。
僕なんかは特にそうです。
仕事とはいえ人と人が進めてゆくものですから不遜や不義理は御法度です。
なかなか上手くいかない時もあるかもしれません。
それでも僕と繋がってくれようとする人たちには感謝の気持ちでいっぱいなんです。
今年は特にそういう繋がりが再び生まれている感じです。
今まで連絡がなかった人たちからも連絡があって
「ずっとずっと(僕を指名出来る)チャンスをうかがってたんですよ」
と言ってくれる依頼が続いています。
本当に嬉しいし、そういう仕事は値段じゃなく、そう言ってくれる人と一緒に出来ることが嬉しいんですよね。

いい仕事が出来ればいいな。
一緒に喜んでくれる人たちと。
これからも。
もっともっと。

マハロ!
mahalo !



Mario Biondi - Life is everything


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RIDE, RIDE! [works]

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出来上がった印刷物が届きました。
久しぶりに以前の仲間とのお仕事でした。

****

僕が以前10年以上関わっていたバイク雑誌の元仲間から連絡があったのは夏前。
僕がもっとも困難な仕事に追われていた時期で、精神的にかなり追いつめられていた時期でした。
そんな時に彼から一年以上振りに連絡が。

今は「Street Ride」というバイクのサイトの責任者をやっている彼から、そのサイトの宣伝媒体としてフリーマガジンを創りたいので是非僕にという話をいただきました。
忘れかけてたこの感覚。
僕でなくてもいいけれど、誰がやっても追いつめられてギリギリの精神状態でやらなければならない仕事に従事してた日々の中。
「企画立案の段階からデザイナーは木ノ下さんしか考えてなかった!」
そう言ってくれる仕事の依頼は、その時の僕にどんな力を与えてくれたか言葉に表すには難しいくらいでした。

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思った通り、とっても楽しかった。
すごくカッコいいものになったし。
本来の僕のやるべき仕事のような気にもなってくるくらいです。w w

****

仕事というのはすべてが心地よく楽しいものであるべきだというのは幻想です。
実際には困難で自分を試されるくらいに厳しい局面はあるものです。
それでもね。w
やっぱりクリエイターである以上、
自分のパーソナルが生かされて、
信頼されて、
最終的に喜んでもらえる、という仕事の有り様は、
仕事上の意味を超えて、
人間が生きて行くという根源的な営みや志にも大きな大きな意味を与えるものなのだと思うのです。

過去には残念ながら僕をあっさり切り捨てた人たちもいますが、
どんな場合でもいい仕事をして、
信頼をいただき、
僕の何かを必要だと思ってくれる人たちと繋がっていければいいなと思います。

がんばるよ。
これからもみんなに支えられての話だけど。w
よろしくです。

マハロ!
mahalo !



Linda Ronstadt with Eagles - Silver Threads & Golden Needles


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GET UP, STAND UP! [works]

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ボブ・マーリーではありません。
本日発売でございますのお話です。
日本初SUP専門グラフィック・マガジン『PADDLE!』(マリン企画)がついに発売になります。
本日発売と言っても専門店や各書店にバラバラと入荷するので実感はないんですけどね。

久しぶりのマガジン・ディレクション。
しかも完全に自由にデザインさせていただけました。
まあアザー写真のチョイスまで出来ればもっとやりたいデザインに持っていけたんですけど、今回はタイト過ぎてそんな時間もなかったしね。
おとなしく感じる部分があるならそれは100%自己規制です。(笑)
創刊号ということで、インパクトも大事だけどちゃんと読めて売れないといけないんでね。
そのバランスは僕のディレクション次第というわけです。
言っておきますが売れるバランスはよくわかりませんよ。(笑)
行き過ぎてなく自由で気持ちよくて、というバランスですから皆さん間違えないように!w

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まあ制約がないとトーン&マナーはすぐに決まるわけで。
なのでとっても気持ちいい出来になっているはずです。
こういう仕事を続けて行ければいいんですけどね。
僕の何かをちゃんと求めてくれるお仕事。
本来の僕の居場所。
そういうのを探し求めてまた見つけたいものです。

SUP。
お金稼いで僕も始めたいな。w
みなさんもどうでしょう?
このSUP。
メインランドでもハワイイでも今やサーフィンやウインドサーフィンを差し置いてグッズ売上No.1だという噂。
絶対に楽しいと思うな。

mahalo !


Bob Marley Get Up Stand Up

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スローなイタリアにしてくれ。 [works]

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スローライフのイタリア語』(奥村千穂:著/三修社:刊)という本が出来上がりました。
いつもの語学本シリーズの最新刊です。w
クレジットに初めて「ALOHA DESIGN」とつかない本ですね。
なんとなく感慨深いものでね。
ちょっとしんみり…
なーんて全然してないんだけどね。(笑)

****

この語学本。
もう何冊やらせてもらったんでしょう?
イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、スウェーデン。
10冊くらいやったのかな。
その中でも初めて関わらせていただいたのが、
本書と同じ著者である奥村さんの『バールのイタリア語』(奥村千穂:著/三修社:刊)でした。
『バールのイタリア語』はもうすでに4刷はいってると思います。
なので奥村さんファンの方にはお待ちかねの本だったかも知れませんね。
ちょっと現実離れした憧れの領域を生きておられる著者さんの日常を垣間見れます。
「スローライフ」はイタリアでも「スローライフ」らしいですよ。
今回はこのシリーズの中でもちょっと特異なテーマですね。
なので今までとはちょっと違うデザイン・アプローチにしてみました。
しかも今回は僕のわがままで、カバーも帯も4Cにしてもらえました。
担当の方々にはホント感謝です。
その分いい本になったと思うので許してくださいませ。w
興味のある方は、本屋で探してペラペラしてみてください。
買わなくても「いい本があるよ」と宣伝してくださいねー。(なんちって! w )

****

とか言ってるとこのシリーズの中の一冊。
お買いもののイタリア語』(岩田 デノーラ 砂和子:著/三修社:刊)の3刷が決定しました。

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嬉しいですねー。
僕になんの収益もないのですけれどね。(笑)
せめて僕がやると売れる!とか噂になってくれれば嬉しいんだけれども。
まあ、そんなのもなく、
まるで何事もなかったように
この世の中は今日も過ぎてゆくのでした。(笑)

mahalo !


Mario Biondi - "Yes You"

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Xross mag [works]

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会社から発行している雑誌が店頭に並んでます。
『Xross mag』のvol.2。
ビューティ&カルチャーのビジュアル・マガジンです。
「ビューティ&カルチャー」とか言われてもなんのことだかわかんないですよね。(笑)
まあ、ファッションやヘアメイクを軸に、ストリート・ファッション・カルチャーなどを織り交ぜた編集というかビジュアルというか。
つまりはそういう尖った雑誌なんです。w
売れてくれればいいんですけれども。w

僕が入社した時にはすでに素材も写真も編集も終わってて、レイアウトもすでに何ページかは組まれていました。
でも僕が入ったので、僕に自由に変えて欲しいと依頼されちゃいまして。
とは言っても、すでにある編集プランの元で取材&撮影がされている素材ばかりです。
「自由」にといっても限度がありますからね。w
まあ僕なりに任されたページは「アロハデザイン・テイスト」にさせていただきました。
それに全体のアート・ディレクション上の約束事として、ありがちな編集上の常識もいくつかは無視させていただきましたよ。
ノンブルの入れ方や文字並びの自由度など、ほんとに「いくつか」しか出来ませんでしたけどね。w w

でもね。
やっぱりチームで何かを作るというのは楽しいものです。
デザイナーとして、さらに仕事上において、
こざかしい遊び心を駆使して自由に組み上げるチャンスなどそんなにはないものです。
「爆発」や「遊び」をデザイン上で委ねられるなんてこういう自社媒体ならではの楽しさですからね。
なので一緒に仕事をするデザイナーたちにはもっと楽しんでもらいたいんですけどね。w

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****

でも考えてみれば、
僕はフリーランスの時にそういう依頼を「受注」として受けてやってこれたんですね。
僕の裁量やセンスを欲してくれるというあの喜び。w
そういう仕事をもっともっとやりたいなとホントにホントに思います。
旅・マガジン。
サーフィン・マガジン。
そしてインタビュー・マガジン。
企画やイメージはわいてくるのに。(笑)
組める人がどんどん増えて欲しいと思います。
せっかくこんな雑誌を自社発行してしまったのだし、
いつかはリトル・パブリッシング会社にしたいななんて目論んでいたりするんですけどね。w
でも採算!採算!採算!のオンパレードはどこもしょうがないご時世ですから。
こんなものを出してる会社だとしてもパブリッシングには消極的な姿勢は基本的にあるのでね。
なかなか難しいでしょうかね。
それでも個人的には本や雑誌はやり続けるべきだと思ってるんです。
すでにこんな時代では「希求」レベルの話なのかも知れませんが、ギリギリ採算OKなら出すべきなんじゃないかと。w
新たなブランドを作ることになるわけですが、僕のこの会社のライフワークになるといいなって思ったりね。w
なるかなぁ。
ならないかもね。
まあ、つまんないことになったらまた考えるだけなんだけれども。w
今は楽しい未来を夢想して生きてゆこうかな!
そんな感じでね。

マハロー。


Bananarama - Help

マハロー。w

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紙を選ぶ [works]

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占いの上製本のシリーズを一年に一回ほどデザインさせてもらっています。
その最新刊『完全定本 四柱推命大全」(鍾進添:著/山道 帰一:翻訳/河出書房新社:刊)が発売です。
今までにも『完全定本 風水大全』(盧恆立(レイモンド・ロー) :著/山道 帰一:監修/島内 大乾:翻訳/河出書房新社:刊)と『完全定本 易占大全』(盧恆立(レイモンド・ロー) :著/山道 帰一:監修/島内 大乾:翻訳/河出書房新社:刊)を出していて、
その道のプロが買うような専門書ながら重版にもなってる人気のシリーズですから
今回の『四柱推命』も人気の占いですから売れ行きも期待出来るというものです。

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シリーズだからと言って文庫本みたいにすごい規定があるわけではありません。
自分で決めたいい感じがベースになってシリーズが始まります。
まあそれもこれも最初の『完全定本 風水大全』が売れたからシリーズになるんですけどね。
この本は始めから珍しく、
カバーに加工紙を使用したり、
タイトル文字にUV加工(文字の部分だけテカテカ光沢をつける特殊加工)を施すなど、
少し贅沢な作りをさせてもらえた珍しいケースです。
内容的にも、そして300ページを越す分厚さもあって、
ちょっと高級感を出したいという出版社側の要望もあって実現した加工だったわけです。
この「紙を選ぶ」というのも、
昔は装丁デザイナーの大きな楽しみややりがいの一旦でした。
でも、最近の装丁は紙にこだわったり、
文字を箔押し(白や金などのインクで刻印のように印刷する技法)にしたり、
特殊な仕掛けを施したりすることが難しくなっています。
予算的に使える紙が決まっていて、
その選択肢はほんとに狭いものなんですね。
最初から売れる(人気作家の新刊などの)本なら、
最初から刷り部数が桁違いですから、
一冊あたりの制作コストが小さく済みます。
なので紙や仕掛けに凝ってお金をかけても元が取れるのですが、
多くの本は低部数でスタートするため、
制作にお金をかけることが出来ないのです。
そういう工夫された本で素敵な質感を味わったユーザーからすれば、
「なんでこういう風に凝らないの?こっちのほうが素敵なのに」
と思う人もいると思います。
でも、素敵なのはわかってるんですがなかなかお金をかけられない、というのが実情なのですね。

とは言っても、
このシリーズのように低部数でもなんとか豪華な仕様を実現出来てるのは、
編集者と印刷屋さんの工夫や臨機応変な機転がベースになっています。
カバーに少々高いお金をかけて上質感を演出するなら、
中の紙をすごく安いけど白くして安物には見えない紙を選んだり、
見返しに、一見ものすごい特殊な加工紙を使ってるように見えて、
実は値段的にそうでもない紙をチョイスしたり、
つまりは、「この範囲内じゃなけりゃダメ!」という格式張った選択方式ではなく、
人間の知恵と工夫能力を発揮したコストバランスで実現された装丁なんですね。
そういうことを放棄した出版社もたくさんありますが、
多くの書籍を同時にたくさん出す大手出版社なら
一冊一冊の吟味や工夫は煩わしく感じるのかも知れませんし、
それはそれでしょうがないのかもしれませんね。

幸いこのシリーズはそこそこ売れるシリーズになりましたから、
いや、売れたからシリーズになったのですが(笑)、
毎回違う感じの紙を選べるから楽しみなんですね。
といってもどんな紙でも選べるわけじゃないから、
あくまでも紙の値段のバランスでチョイスしてゆくんですけども。w

最近のそういう楽しみの実情。
今や貴重となってしまったデザイナーのお楽しみ。
そんな時代。w w

マハロー!


Incognito featuring Mario Biondi & Chaka Khan - Lowdown

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