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最後の大会 [baseball]

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息子の最後の大会が終了しました。
2回戦での敗退。
2試合とも息子には最後まで出番はありませんでした。
春の故障以降レギュラーから外され、それでもレギュラー復帰を信じて頑張ってきましたが
息子の最後の瞬間はコーチャーボックスで迎えることになってしまいました。

背番号17。
大会前にそれをもらってきた時の息子の落胆ぶりはそれはそれは。
あまりの不憫さに僕自身が二日間ほどご飯が食べれなかったくらいです。
小学校から今までずっと、朝の「行ってきます!」という言葉を欠かさなかった息子が黙って朝練に行くようになってしまいました。
その後の大会前最後の練習試合でも、2試合目の控え組中心メンバーのスタメンには入ってましたが途中で2年生の子に代えられてしまったりで、完全に監督の構想からは外された形になってしまったようでした。
もうすっかり大きな絶望と深い落胆にどうモチベーションを保てばいいのかわからないようでした。

春まではサードのレギュラーでクリンナップを打ってた息子と監督の間に何があったのか。
穿った見方しか出来ないくらいに可哀想な最後となってしまいました。
元々個人的にはなかなか評価出来ない指導に対しての悪口は言わないようにしていましたから、もちろん終わったからといって溜まっていたそれらを箇条するのもどうかとも思うのでこらえますが、子供を預けるしかない親の気持ちとしてはやるかたない想いでいっぱいです。
僕も指導者の端くれなので、指導者側の選択の理由もきっとあるはずなのは承知していますから、そのことについてはあまり文句は言いたくありません。
それでも、別の指導者と出会っていたらもしかしたらと思ってしまうことはしょうがないこと。

高校でも野球を続けると思う。
そう言っていた想いはもう白紙に戻したようでした。

あまりのやさぐれ風情に僕らも心を痛めていましたが、僕は息子に初めて長いメールを送りました。
内容は秘密ですが、僕が息子をいい野球選手だと思っていることと、中学の3年間野球をやってくれてありがとうというメッセージで締めくくりました。

息子の様子に変化はありませんでしたが、いよいよ最後の大会。
久しぶりに聞く「行ってきます!」の声。
息子はコーチャーボックスで今までにないくらいに大きな声を出してレギュラーのチームメイトを励ましコーチングしていました。
最後は自分の出来ることを精一杯やろう。
そう思い直して頑張ってる様子でしたよ。
それでも最後の最後まで試合での出番を待ちましたが、やはり監督は使ってはくれませんでした。

*****

彼の中学野球。
楽しかったのかなぁ。
それとも悔しいことばかりだったのかなぁ。

そんな想いを巡らせば不憫に想うことの方が多かった気がします。
一番輝いていたのは5番を付けてクリンナップを打ってた半年前か。
あの時の息子が僕の知ってる楽しそうに野球をやる息子の姿です。
今はせめて彼の野球時代がいい思い出として残ってくれることを祈るばかりです。

お疲れさま。
よく頑張ったよ。
またいつか野球をやる姿を見たいな。
お前はいい選手だよ。マジで。
でもいよいよ受験モードだけどな。w w

Mahalo!


Lowell George - Twenty Million Things - Thank's I'll Eat It Here


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Cars And Films [design]

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スペインのグラフィックデザイナー・Jesús Prudencioさんが、いくつかの映画のポスターをリデザインしているサイトがありましてね。
それぞれ映画の中で重要な、あるいは印象的なモチーフになった車を描いて、それを映画のポスターとして新たに製作しています。
例えば上の真っ赤な作品はクエンティン・タランティーノ監督による『Pulp Fiction』(邦題:パルプ・フィクション)。
名車シビックが活躍しましたね。
マーティン・スコセッシ監督の『Taxi Driver』(邦題:タクシードライバー)はイエローキャブ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』からはご存知デロリアン号。
『ローマの休日』はもちろんペスパ。w
有名な映画ばかりなので、思わずニンマリものもあったりね。

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▲ Taxi Driver(邦題:タクシードライバー)
マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演映画。

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▲ Goldfinger(邦題:007 ゴールドフィンガー)
ショーン・コネリー主演。1964年作品。

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▲ Ghostbusters(邦題:ゴーストバスターズ)
レイ・パーカー・ジュニアの主題歌とともに1984年に大ヒットした映画。

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▲ Mr.Bean(邦題:Mr.ビーン)
ご存知ローワン・アトキンソン扮するビーンが大活躍するコメディ。

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▲ Back to the Future(邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー)

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▲ Bonnie and Clyde(邦題:俺たちに明日はない)
アメリカン・ニューシネマの先駆的存在として語られる1967年製作の名作。

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▲ The Shining(邦題:シャイニング)
スティーヴン・キング原作の同名小説を映画化した、スタンリー・キューブリック監督作品。あの雪上車が!w

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▲ Roman Holiday(邦題:ローマの休日)

などなど。
どの作品もA3、A4サイズのプリントで販売されているそうです。

Cars And Films

********

こういう趣味的遊び心で制作される作品には、デザイナーの愛が溢れていてとってもいい感じなんですね。
仕事とは別にこういうことをやろうとするクリエイティブへの余裕は必要だなと、ニコニコしながらこういうサイトを眺めているのです。w

マハロ!
mahalo !


‪Ghostbusters - Ray Parker Jr. ‬


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最後の夏 [baseball]

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息子の引退がいよいよ迫ってきました。
中学3年生。
この夏の大会の敗退をもって中学野球からの引退となるわけです。
あと練習試合が1つ。
そして夏の大会。
2つ連続で勝った記憶が無いので本当に祈る気持ちです。
春以降、レギュラーを奪還できないまま最後の大会を迎えることになりますからね。
少しでも出場機会があることを祈るばかりです。

******

「引退までに楽しい野球が出来なければ辞めようと思う」

以前息子がポロッとこぼしたことがありました。
それもしょうがないな、と僕は思いました。
彼にとって中学の野球はがんばっても今ひとつ成果を出せず、なかなか認めてもらえなかった野球だったかも知れません。
元々、野球センスのある少年というわけではありませんでした。
でも、少年野球では一生懸命努力を重ねチームの中心選手に育っていきました。
中学でも前監督に干されながらも、認めてもらおうと必死で努力して評価してもらえない部分を矯正してがんばってきました。
現監督に変わってから秋の大会ではサードのレギュラーでがんばっていましたが、春に故障して以来レギュラーから外されています。
なかなか思い通りにはいかない彼の中学野球、というわけです。
それでも、僕は息子がいい野球選手だと思っています。
親のひいき目だけでなく、チームメイトからも、チームメイトの親御さんからも、息子はレギュラーであってもおかしくないという声を聞くこともあります。
素晴らしい肩と守備力。
なかなかバッティングが上手く行ってないようですが、本来的に長打力があっていいバッターなんです。
でも監督さんから見て、息子ではなく今のレギュラーの子を使う理由がきっとあるのだと思います。
僕も少年野球の監督をしていますからよくわかりますが、そこは監督との相性の差や、監督が選手に求める実力的な部分の評価の差なのだから仕方ありません。
それを黙らせるだけの活躍をしていないのは息子の力が足りないということですからね。
どうしてもチーム内の力関係や監督との相性などで上手くいかないことがあるスポーツですから。
めちゃめちゃ上手くても、もっと上手い選手がいたらレギュラーになれない世界。
出来ればスポーツは続けて欲しいですが、野球だけが全てではありませんからね。
「本当は、これからもっといい選手になるのにな。残念だな。」
そんな風にも思いましたけれども。
でも彼の人生は彼のもの。
彼が一番輝けることをやってくれればと思うのです。

******

先日、久しぶりに息子のバッティング練習につき合いました。
2日連続でそれぞれ100球ほどプラスティックボールを投げてね。
その時に久しぶりに二人で話しました。
「最後の野球かもわからないから、レギュラーになれてもなれなくても出来ることをやれよ」
そう言うと息子は言いました。
「まだわかんないけど、多分高校でもやるよ。オレから野球とったらなにもないじゃん」

嬉しかったな。
なにもないとはまったく思わないんだけど。(笑)
そうなってもならなくても、息子が選んだ道を応援したいと思います。

いよいよ数試合。
試合の日は、少年野球の監督はお休みさせてもらって、すべて駆けつけたいと思います。
少年野球から続けて来た彼の野球の一区切りの瞬間が迫ってきてるんですから。
試合に出ても出なくても、
万感の想いを込めて、応援したいと思います。


マハロ!
mahalo !


Boston - A Man I'll Never Be


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Small World Machines [CM]

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またまたコカコーラネタで恐縮ですが、面白い動画を見つけたのでご紹介。
『国境も心の壁も越えて笑顔になろう!』というキャンペーンで、特別なベンダーがインドとパキスタンそれぞれに届いたというお話です。

インドとパキスタンといえばとってもややこしい対立の歴史が。
かいつまんでみますと、インド、パキスタンの独立時から、カシミール地方の覇権を巡って起きた1940年代の紛争から長年武力紛争が絶えない両国。
その印パ戦争でパキスタンが完全に敗れ、バングラデッシュがインドの支援により独立。
その後、国家間の完全対立。
インドは独自の道をゆき、パキスタンは西側諸国の陣営として成長をはじめます。
同時に国民の反インド感情を高めるために、パキスタンはイスラムを支持することに。
湾岸戦争後、イスラム原理主義の台頭などもあってパキスタンから西側の陣営が撤退しインドを支援するようになります。
孤立するパキスタンはそんなこともあって、インドを宗教上の敵、ジハードの対象とみなすようになるのですね。
まあとにかく複雑な感情が入り交じって、なかなか矛の収まる場所も見いだせないという両国の関係なのです。
お互いに弾道ミサイルと核兵器を保有している世界でも屈指の激ヤバ地域というわけですね。

****

そんな両国に届いたコカコーラの特別なベンダー。
何が特別なのかというと、このベンダーの前に人が立つと、もうひとつのベンダーにその姿が映り込みます。
つまり2台のベンダーが巨大なテレビ電話やスカイプのようになるというわけです。
そしてお互いが手を合わせ、友達になればコカコーラがもらえるという特別なベンダーなのですね。

結果は素晴らしいものに。
みんななんという笑顔なんでしょう。w
手を合わせるだけでは収まらず、一緒にダンスを踊ったりしてとってもステキな盛り上がり。
グローバルな世界企業ならではの素晴らしい試みだと思います。
紛争といいますが、国民すべてが隣国の人々を殺したいと思っているわけではないのです。
日本と韓国。
日本と中国。
茨城と群馬(笑)。
是非このベンダーを利用して欲しいと思いますよね。w

あ、僕はマジで決してコカコーラの回し者ではありませんからね。

マハロ!

mahalo !



Coca-Cola Small World Machines - Bringing India & Pakistan Together



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AU REVOIR LES ENFANTS [home]

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息子の中学最後の運動会。
そして娘の小学校最後の運動会が終了しました。

特に娘の運動会は感慨もひとしおです。
息子の幼稚園からずっと家族で食べてきた運動会のお弁当タイムも終了。
今年と昨年には息子はもう娘の運動会には来なかったし、娘を交えてのお弁当タイムももう二度とないのかも知れないななんて思うとちょっとしんみりしたりね。
そして6年生のすごく印象的な組体操の終了後の「ありがとうございました!」の挨拶に、息子〜娘の参加してきた小学校の運動会の様々なシーンが、まさしく走馬灯のように頭をよぎりちょっとウルッときちゃいました。

娘は来年中学生。
中学生の間は多分、応援に駆けつけると思います。
でも息子が行く高校の場所にもよりますが、高校生になったらそうそう行く機会もなくなるのだろうなと思っています。
ま、3年生の体育祭くらいは行くかも知れませんけれども。w

****

あんなに可愛かった子供たちが大きくなってゆくことはそれはそれで喜びです。
でも過ぎ去る時間のひとつひとつが、今を名残惜しむかのような色彩を帯びて僕らの目の前を通り過ぎます。
子供たちは大きくなって僕たちから巣立とうと準備を始める時期なんですね。
節目節目で今がその時なんだなぁと認識するたびに、美しい過去の記憶が愛おしく輝くのです。
でも、二度と戻らない過去にある素敵な瞬間の数々が輝けば輝くほど、これからの大路をゆこうとする子供たちの大きな力になるものです。
彼らにとって、力になるような時間を過ごせてきたかどうかは自信はないのですけれども。
それでも、僕も子供たちとの素敵な時間の記憶が、これからを生きる大きな力になっていますからね。

幼い子供たちと生み出してきた輝くような記憶と時間はもう戻りません。
でも形は変われども、僕と子供たちとの時間はこれからも続くし、また違った色彩で彩られてゆくと思います。

さよなら幼い僕の子供たち。
僕の子供に生まれてきてくれて、
僕と一緒に過ごしてきてくれてありがとう。
大きくなっても
これからもどうぞよろしくだよ。w

Mahalo!


Mary Macgregor - Sayonara


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