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職人 [works]

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なりたいのは建築家―24ARCHITECTS IN JAPAN』(ローランド・ハーゲンバーグ:著/柏書房:刊)
という本の装丁をさせていただきました。
世界で注目されてる日本の建築家たちが、今何を考え、どういうスタンスで建築に取り組んでいるのかを収録したドキュメントです。
安藤忠雄、伊東豊雄、隈研吾、内藤廣、妹島和世+西沢立衛、藤本壮介、手塚貴晴ら、24人の建築家のインタビューと建築のフォトを満載し、各建築事務所&主要建築物ガイドも収め、さらに「建築家と建築学がわかる100冊」も収録。
まさに現在の日本の建築ガイドとでも言える内容ですね。

   *****

僕はグラフィック・デザイナーですから建築とは直接的には関係がありません。
でもデザイナーは大方、建築に興味があるのではないでしょうか?
僕も尊敬する巨匠を挙げるとするならば、
デザイナーよりも建築家の名前を挙げてしまうかも知れませんね。
昔から僕のアイドルはフランク・ロイド・ライトという建築家なんです。
彼の仕事が僕はとても好きなんですね。
緻密な計算と独特のセンス。
彼の「ちゃんとした仕事」は爆発や瞬発力で誤摩化した芸術とは次元を異にするアートです。
それはまさに「職人」の「匠」と同じ地平に立っていると感じます。
僕が緻密な計算の上にすべてのデザインをしてる、というわけではありません。
むしろ感覚的なことに頼る傾向が強いので、
逆にそういう仕事に憧れるし、ただならぬリスペクトを禁じ得ないのかも知れませんね。
本当にカッコいいと感じちゃうのですよ。
こういう仕事がしたいなーなんてスキルも磨かずに無責任に憧れるだけなんですけども。w
音楽だって、「感じ」でやっちゃうアーティストもすごいなぁと感動したりもするのですけど、緻密に計算されたアレンジや構成に感動を憶えるタイプでもあります。

職人に憧れちゃうんですねー。
でも真似事しか出来ません。
同じようにモノを創り出しているにも関わらず根本が別次元。
僕なんて何も習得してないし「技」なんて皆目です。
デザイナーなんて、どんなに「技」を磨いてもキーボードやマウスの操作が超人的に早くなるくらい。
そんなもの全然カッコ良くないし、それすら出来ないし。(笑)
感覚だけを頼りに生きてゆかなければならないデザイナーという生き物。
その感覚を生かせる引き出しを増やすしかないんですよねー。
感覚を磨く。
そしてそれを活用するセンスを磨く。
そしてそれは命を繋ぐ唯一の方法です。
職人になれないから、それに変わる生きる術を見つけなくてはなりません。

「憧れ」と「出来ること」は見事に違うということですねー。w

それしかないので、それを頑張る。
うん。
ちゃんと、そういうことなんです。w w

マハロー!


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