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母親 [think]

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2013年3月1日の朝日新聞の声欄にこんな投書がありました。

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サッカーのポジションは駐車場

     会社経営 稲若健志(栃木県鹿沼市 33)

小学校からサッカーを始めプロ選手になりましたが、何と言ってもつらかったのは中学校の部活時代です。
サッカーの名門校で夏休みは朝から晩までボール拾い。
しかも、ポジションはグラウンドの中にはなく駐車場の担当でした。
日曜日は先生たちの車をボールから守るために下級生と一緒に立たされていました。
つらくて何度もやめようと思いましたが、やめられない理由がありました。
それは「頑張ってね」とだけ言って、お弁当を作ってくれる母親がいたためです。
その一言を励みに必死に努力し、ついに試合に出られる日が来ました。
ただ、母親にはこれまでのこともあり、言えませんでした。
当然、母親は来なかったのですが、試合には勝ちました。
昼にお弁当を食べようとふたを開けてみると、何と赤飯に一言だけ「おめでとう!」と書いてありました。
母親はすべてを知っていたのです。
その日のお弁当は、涙でしょっぱかったことを忘れられません。

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朝、食事をしながら号泣。w
子供を持つ親なら誰でも感動するし、
特に年頃のスポーツをしている子供を持つ親ならさらに涙腺を崩壊させると思います。

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母親と言うのはこういうところがありますよね。
この投書のままに出来るかと問われれば、もちろん千差万別、人それぞれ違うとは思います。
それでも、母親には子供の辛い時期をやさしく見守る、という深く大きな愛情が備わっているようです。
僕なんかだったら、きっともっと直情的です。
もし理不尽なパワハラに息子たちのチーム全員が辞めたいくらいだと言い出したら。
「よっしゃ!いっぱつそいつをシメにいったるわ!」とか言って、
お前なんかのせいで子供たちが一生懸命6年も7年も続けてきたスポーツを辞めさせてたまるか!的勢いで乗り込んでしまいそうな覚悟満々です。(笑)
でも、このお母さんは(お父さんも)そうしなかったんですね。
投書を読むと、この方はそれを乗り越えてプロ選手にまでなっているわけです。
その境遇もあって、このお母さんの愛情を実感出来たわけだし、
実際には(中学生には理不尽だし辛いことですが)すごく鍛えられた部分はあったはずですからね。

子供が一生懸命に打ち込むことに対して
親が出来るサポートの在り方を考えさせてくれる
素晴らしい投書だったと思います。
僕も見守れるかなぁ。
やっちゃってくれた方が喜ぶ場合もあるとは思うけれども。w

でもやっぱりお母さんには勝てないやね。
勝とうとは思ってませんけれども。(笑)

マハロ!
mahalo !


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