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夢が叶う瞬間 [baseball]

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先の日曜日。
息子の野球チームの試合がありました。
前に報告した、市の大会の第2戦。
開幕戦で優勝候補の強豪チームを破ったあの大会の2回戦です。
この大会は、8個のブロックに各4チームずつ振り分けられて、
1ブロック内の4チームで総当たりのリーグ戦を行い、
そのブロックで1位になったチームがベスト8に選ばれて決勝トーナメントを行うという大会です。
リーグ戦とは言えども、1敗でもすれば勝ち上がりは難しくなる可能性も出て来るわけです。
なのでこの第2戦は非常に大切になってくる試合なんですね。
なぜなら前回勝った優勝候補のチームが残り2試合を取りこぼすとは考えられないので、今日我がチームが負ければ1勝1敗のタイに。
でも優勝候補のチームを直接対決で破っているので、勝ち星が最終的に2勝1敗で並んでもうちのチームの勝ち上がりなのですが、第3戦を勝てるという保証があるわけではありません。
第3戦も負ければ1勝2敗となりベスト8はなくなるんですね。
逆にこの第2戦を勝てば、第3戦に負けたとしても、2勝1敗で並んでベスト8に進める可能性がほぼ決定に近い確率となります。
だからこの第2戦が非常に重要になるのです。

しかし!なんです(笑)。
今回の相手は初戦をなんと12対0で勝ち上がってきたチーム。
12対0。
うーむ。
少年野球で0点なのだから相当守備が鍛えられてるチーム?
とにかく強いチームであることは間違いないわけなんですねー。
しかもやまなりのスローボールとピュッと投げ込んで来るストレートを使い分けるピッチャーらしい。
遅い球には滅法弱い我がチームの子供たち。
難しい試合になることが決定してるようなものです。w w

日曜日の午前9時にプレイボール。
遂に第2戦が始まっちゃいました! w w
息子は初戦に続いて5番センターで先発メンバー。
先攻でうちの攻撃。
案の定、やまなりのスローボールに悪戦苦闘でした(笑)。
泳いで引っ掛けて、上から落ちてくるのでボールだと判断して見送ったら見逃しの三振。
バットに当てても鉄壁と言っていい守備陣が上手く処理するんです。
こりゃ子供レベルでは対応出来るんかな?と思うくらいの相手でしたよ。w
息子も第一打席は見逃しの三振でした(笑)。
そうこうしてるうちに相手に2点を先行される苦しい展開。
試合は時間制なので、5回か6回までしか行われないはず。
なのでそろそろ二巡目の3回の表には攻略したい感じです。
そう思ってると、3回の攻撃で、普段試合になかなか出れない子が口火を切ります。
連続ヒットが続いて1アウト満塁に。
ここで、初回にも唯一ツーベースを打ってる頼りになるうちのエースの3番バッターが登場です。
なのですが、その子はライトフライを打ち上げました。
さあタッチアップ!
ところがそこは少年野球(笑)。
3塁ランナーの子はタッチアップの準備を忘れて慌てて帰塁。w
ところが相手のライトの子から矢のような送球がホームにストライク返球!
よかった。判断ミスで。
タッチアップしてたらホームでアウトでした(笑)。
気を取り直して2アウト満塁で我がチームの4番バッター。
打ったんです。
左中間に2ベース!
最も遅い球を苦手としていた我が4番が。
2者生還で一気に2対2の同点に追いつきました!
さて、押せ押せムードの中、ここで我が息子の登場です。(汗)
内心『ええ〜〜〜???マジで〜〜??? もっと気楽な場面で打たしてあげたいんだけどな〜〜」なんてコーチのくせにドキドキでしたよ(笑)。
まだタイミングの合わないやまなりボールに苦戦してるみたいで、あっという間に2ストライクに追い込まれてやがんの(笑)。
さて次の球。
ピュッと早めのストレートが!
「ああ!ダメだ!絶対にタイミング合わない!」
そう思った瞬間、カキーーーーン!!
なんと息子は待ってたかのように高めのストレートを強振!
強い打球があっという間にセンター前へ!
3塁ランナーがホームインして3対2の大逆転!
なな、なんと、息子が勝ち越しのタイムリーヒット!!
もう、なんと言っていいか、まぐれでもいい!(笑)
コーチじゃなけりゃ、泣きそうなシチュエーション!w w w

その後も何度もピンチに陥りながら、
幾多の好プレイでピンチを切り抜けて、
見事3対2の逆転勝利を収めた我がチーム。
ほんとにこの「幾多の好プレイ」は長くなるので書きませんが、
是非見て欲しいくらいに劇的なものばかりでした。
大切な試合でピンチを踏ん張って見事に勝った子供たちを誇りに思います。
間違いなく、彼らは成長しているわけです。
少年野球とは言え、やはりそこはスポーツなわけでね。
でもそれは取るに足らない小さなエピソードばかりなのかもしれません。
それでも当事者の子供たちや、そこに立ち会う大人たちにとっても、
それはかけがえのないドラマだったりするわけなんですねー。
駆けつけたお母さんたちも、
素晴らしい劇的なシーンの数々に試合終了後、泣いてました(笑)。

そして僕的には、なんと言っても息子。
あんなにおずおずと消極的なプレーに終始して、補欠という立場に悶々としていた日々。
中途半端なスイングを監督に激怒されて、一度も守備につくことなく交代させられた悔しい涙の思い出もあります。
そんな中、黙々と素振りを繰り返し、
我慢強く練習に参加し、
放課後や野球の練習後の遊び野球の誘いにもいそいそと参加する日々を越え、ようやく掴んで来た野球の楽しさ。
そんな息子を見守りながら、以前僕はこのブログに書いたことがあります
僕の夢は「息子が活躍してチームの勝利に貢献してくれること」と。
それが初めて叶ったんです。
大きな意味では、もちろんチームの全員が勝利に貢献しているわけです。
でも僕のその夢はもっと具体的な、直接的な貢献でした。
ピンチを息子の守備が救ったとか、決勝タイムリーを打つとか。
願い続けていたその願いが叶った瞬間なんですね。
夢が叶う瞬間ってこういう感じなんだ!って感動しましたよ!w w w

まあなによりも、それで息子が自信をつけて野球をより楽しんでくれればいいんです。
そして素敵な思い出をたくさん作って欲しいんですよね。
息子が頑張ってるから僕も頑張ろう。
そんな風に思わせてくれる、素敵な瞬間でした。
次の夢?
実はまだまだありますよ。w w
まあどれも些細で慎ましいものばかりなんですけども。
親っていうのはね、結構バカで強欲なんですよ(笑)。

マハロ!


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