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Home Beach Scenery vol.22 〜 守らないといけないもの [shonan]

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湘南地区は大丈夫でしたよ。
大きな被害はありませんでしたし、
警報や速報が効率よく機能してくれていましたから。
それにしても、
阪神大震災時の揺れを京都で経験した身として。
今回の揺れは初めての経験でした。
あの時は仰向けに寝ていた僕を
背中から大きな衝撃波が襲った、という感じでした。
周りがミシミシと言って、遠くからゴゴゴゴ.....と大きな音が迫ってきたと思った瞬間、
ドーーーン!と身体が浮きましたから。
あとは上半身と下半身が別々に揺れるような震動。
今でもあの揺れの衝撃はっきりと憶えていますからね。

   *****

今回の地震はちょっと違う揺れでした。
仕事部屋で仕事をしてたら
隣の居間から地震速報のピロンピロンっていう音が。
すぐに隣の居間に行き、
テレビの前で確認したところ今福島沖で地震があったらしい。
それがここに来る、といってました。
窓を開けて庭に出ようと縁側に出た瞬間、
フニャフニャとした一瞬めまいかと思うような感覚。
違う!これだ!
そう思った瞬間グラングランと地面がウネりました。
庭にいたのに立ってられないくらいの揺れ。
周りに駐車している車のすべてが、まるで中で情事に励んでいるかのように激しく揺れていました。
グゴゴゴゴーーー!という音とミシミシと揺れまくる周りの家の中から阿鼻叫喚の声。
長い大きな横揺れは、まるで酔ってしまうようなウネる揺れでした。

   *****

昨年に仕事場を家に移したことの理由のひとつに、
ほとんど東京で寝泊まりをしてたら、
震災時に家族の元に駆けつけられない、という不安がありました。
帰宅難民。
そうなった時のシュミレーションも常にしていましたからね。
でも実際にそうなる前に越せてよかった。
今回は一番危ない時に、
常に家族と共に動けましたから、
僕的な安心感も相当なものでしたよ。

   *****

海は怖い所なんだと再認識。
走ってる車がそのまま呑み込まれてゆくあの津波映像は衝撃でした。
弟が盛岡に住んでいるので心配だった(無事を確認)し、
奥さんの友人のお姉さんの子供の同級生が10数名行方不明だという情報もありましたし、
悲惨な状況を伝える生々しいニュース映像に
心痛め涙する状況は
かの阪神大震災時とまったく同じものです。
でも、あの時と決定的に違うこと。
今の僕には守らないといけないものがある、ということですね。
海を愛し、
海の側で家族と生きる決心をした身。
同時にそれは海辺で起こる災害から家族を守る覚悟をすることと同意です。
今回直接的に被災しなくて済んだことは、
これからしなければならない多くの準備を改める機会を得たと思うことにしようと思います。

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美しいこの海辺で生きて行くためにしなければならないこと。
そしてそれは同時に家族を守ることを意味しますからね。
僕が家族の側で仕事をするということは
それを実現するためのスタートラインみたいなもの。

亡くなられた多くの御霊に祈りたいと思います。
そして被災された多くの方々に。
美しい海と日常が一刻も早く戻りますように。

マハロ。


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