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次の一歩 [think]

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息子の卒業式が先週末にありました。
もうあと2週間で中学生になるなんて、まさに光陰矢の如しです。(笑)

卒業式当日。
予定されてた計画停電は、
モロに卒業式が行われる時間帯に重なっていましたが、
幸運にも回避されて無事に式を終えることができました。w
感動的な仕掛けもあり、
校長先生や来賓の方々の退屈な祝辞のオンパレードの
僕らの頃のようなつまらない式とは違って、
ひとつの発表会かコンサートのような演目で構成されていました。
なので保護者も純粋に子供たちの最後の芸を見ながら
感慨深く楽しみながら子供たちの卒業を祝えましたよ。
いい式だったと思います。
奥さんは先生の涙にもらい泣きしてましたけども。w

僕と言えば、今年のこの卒業式が特別な式だったことは言うまでもありません。
僕の愛した少年野球の子供たちも同時に卒業ですからね。
単に子供のお友達、という関係ではなかったものですから。
3年間、ずっと一緒に成長してきた仲間であり、教え子でもあったわけでね。
涙は不思議とありませんでした。
送り出した感はもうすでに十分に味わった後でしたから、
この式は彼らのこれからを祝う式でもあり、
僕らが過ごした時間への正式なお別れでもある式だったというわけですね。
大きくても小さくてもいい。
しっかりと次の一歩を踏み出して欲しいと思います。

   *****

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人生の節目は、とかく特別な意味を見出したくなるものです。
そしてまた、特別な意味を付けやすい瞬間でもあります。
大きな流れやうねりが、
自分とその時代を覆い尽くしてしまおうと襲ってくるような時はなおさらです。
大変なことが重なっていますからね。
困難な世の中が口を開けて待っているかのようです。
大人たちは今まで生きてきた色んな価値バランスと比べて
今がどんなに大変な時なのかを類推します。
そして経験値で得た予測力を駆使して絶望感を募らせるものです。

しかし子供たちは少し違います。
彼らもすでに立派な社会の一員ですから、
ちゃんと時代の困難さや、
今日本で起こっていることの大変さは肌で感じ、
もの事のそれを認識しています。
でも、それでも、
彼らは自分がこれから生きてゆく未来への希望を信じて疑っていません。
可能性は彼らにとってそのまま可能性以外のなにものでもありませんからね。
可能性の果てを知り、
色んなことを諦めたり調整したりして今に至る僕らとは、
全く違う次元のエネルギーをまとっている感じです。
節目は、彼らにとっては環境が変わる節目でしかないのですね。
時代の変革や、歴史や人間の在り方を問う自然の大きな歪み、
などという意味付けはまったく無用の世界。
それらは、彼らが夢に向かおうとする欲求の純粋な輝きの前にはまったく意味をなさないものです。

   *****

無知とか稚拙とか言うなかれ。
今、僕ら大人が学ぶべきは、
そんな子供たちの未来に対するまっすぐな意欲や覚悟だと感じます。
彼らが笑顔をもってして信じる未来を、
そのまま僕らは信じたいと思うのです。

大きくても小さくてもいい。
しっかりと次の一歩を踏み出して欲しい。
そして、僕らもそれについてゆこうと思います。
笑顔で。w

マハロ。


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