Every Woman [music]
ディブ・メイソン(Dave Mason)というおっさんがいます。
イギリス本国や日本の中年以上の洋楽好きなら誰でも知ってるのに、若者にはほとんど知れ渡っていないという少々残念な立ち位置のアーティストです。
今回はそんなディブ・メイソンの『Every Woman』を紹介します。
この『Every Woman』は本人もお気に入りなのでしょうか。
1973年発表の『It's Like You Never Left』と翌1974年に発表された『Dave Mason』のどちらにも収録されています。
ライブでもよく歌われているカントリー調の素朴なナンバーでありながら、ストリングス・アレンジはあのニック・デカロが担当という贅沢なナンバー。
お気に入り度が伺い知れるというものです(笑)。
実際に一聴すれば彼の独特の張りのある声とキャッチーなメロディが耳に残ります。
間違いなく彼の代表曲のうちの一曲であります。
Dave Mason - Every Woman from It's Like You Never Left
ディブ・メイソンはスティーブ・ウィンウッドらと組んだバンド、トラフィックでデビューしました。
『Hole In My Shoe』(全英第2位)や『Feelin' Alright』(ジョー・コッカーが歌って大ヒット)などのトラフィック時代の名曲も彼によるものです。
エリック・クラプトンなどと一緒にデラニー&ボニーのツアーに参加したり、そのクラプトンからデレク&ドミノスへの参加を要請されたり、とにかく玄人筋からは絶大の信頼を得ていたアーティストだったというわけです。
彼自身もそんなバンド参加要請をいくつも断りながら、コツコツとソロアルバムを発表し続けました。
実はギタリストとしても玄人筋には好評で、色んなアーティストのアルバムに参加もしています。
そうこうしながらいくつかのヒット曲と共に、音楽好きのファンなら誰でも知っているという存在になっていったのですね。
しばらくは音信不通でしたが、昨年には21年振りのスタジオ録音アルバム『26Letters 〜 12Notes』を発表してくれました。
その変わらぬ若々しさと新たに感じる渋さが融合していて感動しましたよ。
公式ホーム・ページを見てみると最新ライブ・アルバムが発売されてるようですが、スタジオ録音のニュー・アルバムが待ち遠しいアーティストでもあります。
公式ホーム・ページでは『26Letters ~ 12Notes』が視聴出来ますから是非チェックを。 w w
マハロー。
最後にもう一曲。
『Mariposa De Oro』から『 Will You Still Love Me Tomorrow』を。
キャロル・キングのヴァージョンやブレンダ・リーのヴァージョンが有名ですが、実はこのディブ・メイソンのヴァージョンが一番好きなんです。
Dave Mason - Will You Still Love Me Tomorrow from Mariposa De Oro
It's Like You Never Left/Dave Mason
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: S&P
- 発売日: 2008/01/13
- メディア: CD
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村