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次の一歩 [think]

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息子の卒業式が先週末にありました。
もうあと2週間で中学生になるなんて、まさに光陰矢の如しです。(笑)

卒業式当日。
予定されてた計画停電は、
モロに卒業式が行われる時間帯に重なっていましたが、
幸運にも回避されて無事に式を終えることができました。w
感動的な仕掛けもあり、
校長先生や来賓の方々の退屈な祝辞のオンパレードの
僕らの頃のようなつまらない式とは違って、
ひとつの発表会かコンサートのような演目で構成されていました。
なので保護者も純粋に子供たちの最後の芸を見ながら
感慨深く楽しみながら子供たちの卒業を祝えましたよ。
いい式だったと思います。
奥さんは先生の涙にもらい泣きしてましたけども。w

僕と言えば、今年のこの卒業式が特別な式だったことは言うまでもありません。
僕の愛した少年野球の子供たちも同時に卒業ですからね。
単に子供のお友達、という関係ではなかったものですから。
3年間、ずっと一緒に成長してきた仲間であり、教え子でもあったわけでね。
涙は不思議とありませんでした。
送り出した感はもうすでに十分に味わった後でしたから、
この式は彼らのこれからを祝う式でもあり、
僕らが過ごした時間への正式なお別れでもある式だったというわけですね。
大きくても小さくてもいい。
しっかりと次の一歩を踏み出して欲しいと思います。

   *****

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人生の節目は、とかく特別な意味を見出したくなるものです。
そしてまた、特別な意味を付けやすい瞬間でもあります。
大きな流れやうねりが、
自分とその時代を覆い尽くしてしまおうと襲ってくるような時はなおさらです。
大変なことが重なっていますからね。
困難な世の中が口を開けて待っているかのようです。
大人たちは今まで生きてきた色んな価値バランスと比べて
今がどんなに大変な時なのかを類推します。
そして経験値で得た予測力を駆使して絶望感を募らせるものです。

しかし子供たちは少し違います。
彼らもすでに立派な社会の一員ですから、
ちゃんと時代の困難さや、
今日本で起こっていることの大変さは肌で感じ、
もの事のそれを認識しています。
でも、それでも、
彼らは自分がこれから生きてゆく未来への希望を信じて疑っていません。
可能性は彼らにとってそのまま可能性以外のなにものでもありませんからね。
可能性の果てを知り、
色んなことを諦めたり調整したりして今に至る僕らとは、
全く違う次元のエネルギーをまとっている感じです。
節目は、彼らにとっては環境が変わる節目でしかないのですね。
時代の変革や、歴史や人間の在り方を問う自然の大きな歪み、
などという意味付けはまったく無用の世界。
それらは、彼らが夢に向かおうとする欲求の純粋な輝きの前にはまったく意味をなさないものです。

   *****

無知とか稚拙とか言うなかれ。
今、僕ら大人が学ぶべきは、
そんな子供たちの未来に対するまっすぐな意欲や覚悟だと感じます。
彼らが笑顔をもってして信じる未来を、
そのまま僕らは信じたいと思うのです。

大きくても小さくてもいい。
しっかりと次の一歩を踏み出して欲しい。
そして、僕らもそれについてゆこうと思います。
笑顔で。w

マハロ。


Carpenters - Sweet Sweet Smile

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みなさん今年もありがとう! [think]

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今年も多くのみなさんのおかげで充実した一年を送ることが出来ました。
仕事、プライベート。
実際にお会いしてる方もお会いしてない方も。
僕に関わってくれたすべての方々のおかげで今日があるわけです。
多くの縁が僕の支えであります。

   *****

どんな人もそうそう自由に生きられないものです。
住む場所だって働く環境だって。
友人や知り合い関係にしたってそう。
それはまるで
自分の意志ではない何かによって
動かされ導かれるような感じです。

目の前の日々を一生懸命に生きて
気がついたらここにいた。
きっとそういう感じなんだろうと思うのです。
そこに至る道中で俯瞰したことはなくとも、
ここに来る道すがらに付けた足跡や草結びは
強い何かと結びついて
小さくとも力強い道標となって残されてるに違いないのです。

そこで強く結びつけられた何かは
今も僕の道を強く照らしてくれているものなのかも知れませんし、
これからの道を力強く導いてくれる案内板のようなものかも知れません。
大切に思うものに対して
それを大切にすること自体が正しいことなのかと苦悩するひねくれた若き自分も、
それを素直に大切だと思うようになるきっかけは
多くの友人や恩師や仲間たちとの交流のおかげだったと今になればよーくわかります。

そういったすべてのことを「縁」と呼ぶのなら
その「縁」は今も生まれ続けています。
道徳的に健全であろうとなかろうと、
犯罪や悪に結びつくものでない限り
本人が生きてゆくのに必要なものであるなら繋がるべきだと思います。
その日々の繋がりが、人生を作ってゆくのですからね。

   *****

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今年は野球を通じた交流が盛んでしたし、
コーチ業の傍ら、忘れられない思い出を子供たちとたくさん作れた年でした。
仕事上では新しいお付き合いなども生まれましたし、
オフィスの移転という大きな節目も迎えました。
その度に、僕を支えてくれる人たちに感謝感謝の日々だったわけです。
来年は生活の大きな柱でもあるレギュラーが1本なくなることが決定しています。(困)
一家離散の憂き目に遭わないように来年も必死で頑張ろうと思います。(笑)

   *****

最後になりましたが、
いつもこのブログにおいでいただいてるすべての方々に。
今年は特にアクティブな一年でしたから、
このブログを通じてのみなさまの励ましや応援の言葉は、日々の生きる糧のひとつでした。
本当にいい一年を送ることが出来ましたよ。
感謝の気持ちを込めて、この場でお礼を言わせていただきたいと思います。

いつもありがとうございます。
どうかよいお年をお迎え下さいませ。

Merry X'mas and Happy new Year 2011
Mahalo !

また来年、お会いしましょう!w

※みなさまのところへはまだまだお伺いさせてもらいますから!w w


The Band - I Shall Be Released

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師も走るくらいだし! [think]

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師走に突入しましたね。
我が家でもクリスマスツリーの飾り付けをしましたよ。w
先週にちゃんと秋にお別れして来ましたから、
これで心置きなく冬を楽しめるというものです。w w

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師も走り回るくらいに忙しい月。
師走というくらいだから、
師ではない僕なんかもっと走り回らなくっちゃいけないんだろう。w
やらなければならない、と決め込んでることが沢山あります。
来年のリフィルファイル用のスケジュールリフィルを買わなきゃ。
いろんなファイルを買って引越後の整理もしないといけないし。
年賀状も作らなきゃね。
今年は事務所を移転したからいつもよりもたくさん出さなきゃ。
仕事用と家族用。
ちゃんと別々に作らないといけないしねー。w
大掃除もしなきゃいけないし。
あ、障子の張り替え用の障子を買わないと。
新オフィスに飾る観葉植物も物色したいんだけども。
子供たちのクリスマスプレゼントの手配もしなきゃいけないし。
娘は今月お誕生日だからその準備もしなきゃ。
もちろん奥さんへのプレゼントも。w
クリスマスで浮かれてたら忘れちゃうけども、
年越しやお正月の用意もしなきゃいけないか。w
飲み会も仕事関係や少年野球関係でいくつかのイベントもあったり。
おまけにいつも暇で仕事がなくて困ってるアロハさんには珍しくお仕事で忙しいし。w

ああ。
本当に師でもないからものすごく忙しいんだな。今月は。(笑)
とは言っても上記のような案件は皆さんも似たり寄ったりというもんでね。
僕だけが特別に忙しいわけじゃないんですよねー。w
まとめて列挙すると大変そうな案件も、
自転車のパンク修理みたいに仕事の合間にチョチョチョイとやっちゃうんだよ。w
貧乏でも心は華やいでみせるのさ!w
華やぐ心とともに、慌ただしい12月をマイペースで楽しもうじゃありませんか!
案件上等!
お仕事感謝!
奥さんと表参道デート出来るかなぁ。
フォーエバー21とH&Mに連れてってあげる約束だし。w
稼がなきゃ!(汗)
さーて。
気合い入れて頑張ろーーーーーー!w
マハろーーーーーー!

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George Yanagi and Rainy Wood - Blue Christmas

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触られキング [think]

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V6の岡田准一くんの振り向き顔は、
「シリアスな振り向き顔選手権」が開催されたら
間違いなく日本一に輝くだろうと思います。w
べつに映画『SP 野望編』を観たからいうわけではありません(笑)。
昔から本当に男前だなぁと思っていました。
でもぶっさんの頃よりもさらに年齢を重ねて男前度が上がったと思います。
「美少年」から「いい男」になってきたという感じですか。
嵐のメンバーたちもそう。
福山雅治くんやスマップがそうだったように、
色んな経験を重ねて、人間を深くして、
経験を重ね、年齢を重ねながら男はそうやって顔を作ってゆくのだろうと思います。

   *****

僕は果たしてそうだったのかと振り返ってみる。
人生恥ずかしいことでいっぱいだ(笑)。
若い頃はフラフラでした。w
寄り道をしながら、迷い道を彷徨いながら、
人道の端っこをそれでもなんとか踏み外すことなく過ごして来ました。
成人してからは、多くの人の好意や多くの人との繋がりが僕を救ってくれました。
僕自身も夢や夢中に打ち込めるものがあって、
それに向かって生きることが出来る環境がありましたしね。
同時に社会を生きるために与えられる責任とか義理人情などを学びながら、
それでも振り返ると目の前の日々を一生懸命に生きて来ただけという気がします。
大きなプランも野心も計算もなく、
ただ必死に生きてここまで来ました。

本人的には、人間の顔が創られている最中は気がつかないけれども、時間軸をある程度俯瞰して見れる頃のことなら気がつくことがあるものです。
10代から20代の始めの頃と
20代終盤から30代始めにかけての僕は明らかに別人でした。
まあ同じ本人なのだし、
時間の延長上に育まれるものですから
別人という表現はふさわしくないかも知れませんが、
感情と情熱だけで生きてた若年の僕と、
色んな経験を重ねて、
人との繋がりの重要さを知り、
多くの感謝や志を友として生きるようになった人間の質は
明らかに別次元のものだという感じがします。
ちょうど今の岡田准一くんの頃の年齢でしょうか。
そういう年齢なのだと思います。
あの頃の僕は世間的な水準のそれには及ばずとも、
マイ人生上最もモテた時期でしたからね(笑)。
「触られキング」の異名を戴いたのもこの頃でしたから。w
これは打ち合わせや取材時に、
先方の女性の担当者や女性マネージャーの方々が
よく僕の腕や背中に手を添えるように触れてたらしく、
部下の女の子らがそれを見て
「あ、また木ノ下さん触られてる!」
と言い出したのがきっかけでした。(笑)
斯くして僕は彼女たちから「触られキング」というありがたい異名を頂戴したというわけです。w
まあそれとは関係ないのかも知れませんが、
いい感じで「男」が創られて来た時期だったんでしょうね。w
あの頃の僕なら、「シリアスな振り向き顔選手権」の地区予選の一回戦くらいはいい勝負ができたかも知れませんよ。w w

   *****

そんな証明不能な男前だった(?)若き僕も、
もうすぐ50歳という大台が視野に入って来た年齢になってきました。
あれからも人生を重ね、
結婚や子育てなども経験するようになってさらに人生を深く生きてきました。
果たしてよりいい顔を創っているのでしょうかね。w
「本人的には、人間の顔が創られている最中は気がつかない」ので解りません。
でも理想は高く、
故・緒形拳さんを目指したいと思います。w

   *****

写真は息子が2歳の時に、
この茅ヶ崎に越して来た直後に撮った写真です。
パンくんくらいの大きさだったのに、もう来年は中学生。
光陰矢の如しとはよく言ったものです。
彼はこれから顔を創ってゆくんです。
でも僕もまだまだ創ってゆかなければなりませんからね。
もっともっと「いい感じのおっさん」を創ってゆきたいと思います。
そして「触られキング」の復権も目指そうと思います。w w

マハロ!


Karla Bonoff - Wild Heart of the Young

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生み出す欲求 [think]

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10代後半から20代前半にかけて、
絵を描いたり色んなオブジェを創るにあたって、
僕はイコン画に強い関心がありました。
僕は毎年初詣に出向き、
苦しい時には神頼みをし、
毎月恵比寿神社に商売繁盛の祈願をし、
クリスマスを家族と祝うチャンポン神者です。
特別な宗教を信仰しているわけではありません。
もちろんカソリックでもキリスト教徒でもないのです。
でも、イコン、いわゆる宗教画の独特の雰囲気にとても惹かれていたんですね。
荘厳で静謐で、何より神秘的な神聖さにアートとして強く興味を抱いていました。
イコンに関する書物もいくつか集め、
資料としてのビジュアルを収集していました。
「若かった」と言い訳するしかないのかも知れませんが、
純粋にアートとしてイコン画に強く惹かれていたのです。

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今でも僕のデザイン・モチーフ選択の対象としているかというと実はそうでもないんです。(笑)
もう十分に巡った感があったり、
大人になった分、本当の宗教的な意味へのリスペクトとか配慮が生まれたりしてね。
なので今は仕事でもなんでもイコン画をモチーフにすることはほとんどありません。
遠い遠い昔の思い出です。
でも今でも古い銅版画や木版画の聖人画を見ると
自分のインスピレーションやモチーフに活かせるのではないかと想いよぎりますし、
美しいイコン画を見る機会があると、
心の中のどこかを少し整えてくれるような心地を味わうことがあるんですね。

   *****

仕事柄、色んなビジュアルに接する機会があります。
僕の創造力の大切な引き出しになってくれるものもあったりします。
雑誌を見ていても、
TVを見ていても、
僕の琴線はビジュアルのアイデアに帰結していることが多いのです。
それはお仕事としてのビジュアル・アイデアの引き出しとはまた違った種類のものなんですね。
デザイナーとしてではなく、
純粋に絵描きとかビジュアル・アーティストの領域というか
そういった何かを生み出す欲求へ直結するものです。

以前、『4cups of stories 〜コーヒーカップ4杯分の小さな物語』(書肆侃侃房刊)という本の装丁をさせてもらったことがあります。

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その表紙のビジュアルも手掛けさせていただいたのですが、
その頃やそれ以前のデザイン以外のビジュアルのお仕事にはとてつもなく消極的だったんです。
本職じゃない引け目みたいな何かが邪魔をしてね。
ほら。僕って謙虚な人間だしね(笑)。

でもね。
多くの引き出しも出来て来たという実感もあったり、
自分の中で積み重ねて来たいろんな創造の欠片が瓶からこぼれそうなくらいに集まってきた感じなのでね。
来年辺りからそういうクリエイトも再開してみたいな、なんて考えてます。
まずは本の表紙のイメージから。(笑)

生み出す欲求に任せてみたい。
そんな欲求の決意。w w
ゆっくり思うままに。
生み出せるものは生み出したいんですよね。

いつかお見せ出来るように、頑張りますねー。w

マハロ。


Cécile Corbel - Mary


コーヒーカップ4杯分の小さな物語

コーヒーカップ4杯分の小さな物語

  • 作者: 佐藤 嗣麻子; 川口 葉子; 青目 海; 柚木 恵
  • 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
  • 発売日: 2006/10/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ありがとう。夏の日。 [think]

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夏が遂に終わりましたね。
毎年必ず経験するものなのですけどね。
この喪失感はほんとに一体なんなんだっていうくらいに淋しい。w
しかも、毎年毎年。
凝りもせず。w w

夏だけが「終わる」。
秋も冬も春も「終わる」のではありません。
短い秋の終わりは「冬がやってくる」し、
長い冬の終わりは「ようやく春が来た」し、
桜以降も続く春の終わりは梅雨が明けて「夏到来!」なのです。
夏だけが「あ〜あ。終わっちゃったな」なのですよね。

まあ、僕が水辺の人間だからかも知れませんし、
季節それぞれに終わっちゃった感を抱く人も中にはいると思いますけれどね。w
特に今年は「やっと秋だーーー!」という人も少なくないかも知れませんですし。
まあ、あくまでも慣習とか生活習慣上のイメージとかそういうことです。

   *****

今年の夏はいい夏になりました。
例年よりもいい夏になったと断言出来る夏でした。
野球少年たちと過ごしたグランド。
家族で過ごした帰省。
息子も娘も素敵な思い出を作った夏だったと思います。
お金はいつもないし(笑)、
ご馳走を食べに外食したわけでもなく、
すごい遠くへ旅行に連れていってあげられたわけでもないけど、
一緒に過ごした時間のすべてが夏の陽光で光り輝いています。
それこそが夏の景色。
あのまばゆいばかりの光量こそが、秋に切なく想う夏の記憶の秘密です。 (笑)
本当に、今年の夏の記憶はどれもこれも抱きしめたいくらいに愛しい記憶ばかりなんですよね。
ありがとう。夏の日。

   *****

夏が充実していればいるほど、
輝くような思い出で満たされていればいるほど、
夏の終わりは淋しいものです。
淋しいのはいい夏を過ごせたという証拠なんですよね。

また来年。w
来年、どんな夏になってやってこようとも
僕は一年中ウェルカムですから。
夏よ。
時間があったらいつでも帰ってきてねー。w w
帰ってくるのは冬でもいいよ。w w

マハロー!


Tatsu. Yamashita - Sayonara Natsu no Hi


p.s.
先日このブログで紹介した Last Dinosaurs というバンドのメンバーからお礼のツイートが来ました!
はるばるオーストラリアから。w w
ツイッターってすごいんだなぁ。
なんだか世界と繋がってる感じがしてびっくりでした!w w


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南アフリカへの想い その1 [think]

いよいよワールドカップが開幕しましたね。
開催国はあの南アフリカ共和国です。
史上初のアフリカ大陸での開催ということで、
ある意味特別なW杯です。
どんな大会になるのか楽しみですし、
どんなドラマが生まれるのか冷静にワクワクしてます。

思えば、僕がサッカーに目覚めたのは86年メキシコ大会。
周りの皆はアルゼンチンのマラドーナを崇拝してましたが、
インテリジェンスを重視する僕は彼のプレイを一瞬たりとも凄いと思ったことは実はないんです。マラドーナ崇拝の方々、ごめんね。w w
僕の贔屓は常にブラジルだったし、当時の僕のアイドルはブラジルのジーコでした。

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その前大会の82年スペイン大会で賞賛された「黄金のカルテット」。
ジーコを含む、トニーニョ・セレーゾ、ファルカン、ソクラテスの4人で構成されたブラジルの中盤。
彼らの魅力はサッカーそのものの感動を体現していましたしね。w
魔法のような足技。
回るボール。
そしてスルーパスというインテリジェンスに溢れたコンビネーションを初めて僕に見せてくれたのもジーコでした。
そのジーコが怪我を押して出場した本大会のフランス戦。
プラティニ率いるフランスに負けちゃいましたが、僕のジーコは悲劇的な憂いを残して大会を後にしたのでした。
あれが全ての始まり。w w

日本代表は木村和司さんの時代。
ワールドカップへの道はまだ夢のまた夢という時代でしたね。
続く90年のイタリア大会予選も、エースの木村和司を外して、
カズと帰化したラモスが加わったにも関わらずまったくなす術もなく敗退してしまいました。
でも僕らはまだこの時代、望んではいても、
日本代表のW杯出場なんて夢にも思っていなかったので
イタリア本大会を食い入るように見ていましたよ。
僕のサッカー熱はこの大会で決定的なものになったんですね。

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ルート・フリット、マルコ・ファン・バステン、フランク・ライカールトのオランダ・トリオ。
人間業とは思えないボールタッチで彗星のごとく現れたユーゴスラビアのピクシーことドラガン・ストイコビッチ。
魅力的な選手が次々と登場しましたよね。
そして遂に、僕のその後のサッカー人生(?)でカズと並ぶ最大のアイドルが登場します。
その人、ロベルト・バッジョ。

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その後「イタリアの至宝」とまで賞賛されることになる彼のサッカーは、すべての始まりとなったジーコのそれと同じ意味を持つものになりました。

詳しく語ると終わらないので(笑)、この辺で止めますが、w
僕がサッカーチームを結成したのもこの年。
それから10年以上もこのチームでサッカーを楽しんできましたよ。
ディアドラ(スパイクメーカー)との付き合いも20年以上にのぼります(笑)。

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(わ、若いな… w w さてどれが僕でしょう?w w)

基本的には海外サッカーファンですが、
もちろん日本代表もずっと応援してきましたよ。w w
思えば木村和司さんのフリーキックで1点差まで迫ったメキシコ大会の最終予選(85年)が最初の日本代表体験(この頃は全日本と呼んでいました! )でした。
88年頃にはブラジルで活躍するカズを誇らしい気持ちで応援していましたね。
そのカズが帰国して、ラモスが帰化を果たした90年大会予選(89年)。
横山ジャパンの思い切った若返りも功を奏さなかった情けない敗退。
続く94年アメリカ大会のアジア最終予選(93年)の真っただ中に僕は奥さんと出会いました。
日本のサッカー史上最もエキサイティングだったあの秋。
そして皆で泣いたドーハの悲劇。
アメリカ本大会でのバッジョの美しくも儚い最期。
98年フランス大会の日本代表悲願の初出場。
最大の功労者カズを外した某監督への一生消せない恨みと痛み。
(人の悪口を書かない主義の僕が渾身の力でその衝動を抑えているくらいに未だに悔しい。)
テンションを下げながらも最高に素晴らしかったそのフランス大会。
続いて違和感バリバリの残念な感じの日韓開催から、
そしてまあまあなドイツ大会へと…
W杯はユーロと並んで僕の半生を彩る大切なスポーツイベントでした。
僕のここ25年の歴史と様々な場面でリンクしています。
その大会が南アフリカ共和国で開催されるのですね。
時代は変わりました。
僕がサッカーに目覚めた頃はまだ西ドイツでした。
ロシアはソビエト連邦だったんですね。
天安門事件があったのもイタリア大会の年なんです。
そして今年、あの南アフリカ共和国でW杯が開催。
なんだか感無量な想いがそこはかとなく流れます。
そういう時代の匂いを知っているから当然なんですけども。
アパルトヘイト」。
そのめちゃくちゃな政策はあり得ない憤りを僕らに提供してくれましたからね。
大いなる時代の流れと共に語られる真実。
僕らはその時代の南アフリカ共和国の姿を確かに知っています。
それは、
サッカーの興奮と喧噪に僕の人生が彩られるよりも前。
僕はあるミュージシャンのある楽曲と、
ある人物の存在を知ることによってもたらされることになるのです。

それはピーター・ガブリエル。
そしてスティーブ・ビコ。

つづく

マハロ!


ROBERTO BAGGIO GOAL

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Drawing Football


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そして5周年! [think]

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2005年4月27日。
僕が初めてブログをアップした日です。
なのでもう丸5年、遂に6年目に突入したということですよね。w w
我ながらびっくりです。
始めた当初はまさかこんなに続くなんて
本人的にもまったく思ってませんでしたからね。

当時ブログが流行り始めていて、
数人の友人がすでにブログを始めていました。
何人かの薦めもあって、
livedoorでブログを始めてみることにしたんですけどね。
タイトルは『ALOHA DESIGN ON BLOG』で行こうと(笑)。
そうは言っても、自分が文章を書くなんてまったくの管轄外のことでしたから、始めた当初は一つの記事を書くのに2週間くらいかかってましたよ(笑)。
ペースも月に1つか2つ。
どうせ誰も読んでないんだからと、照れもあってね。
それでも、ブログを始める際に心に決めていたことがありました。
僕のブログはメモ書きや簡易な報告にはしないでおこうと。
短い文章で綺麗な言葉を詩にしたり、写真だけのブログも自分には向いてないんじゃないかと思ったんです。
今でもブログの成功の秘訣は「短いブログ」だと言う人もいます。
でも、写真も自信ないし、文章にも馴れていなかった僕は、
自分の何かを振り絞って文章を書くからには、
ちゃんと「想い」とか「願い」を書き記そうと思っていたのです。
なので僕的には「短い報告ブログ」が成功の秘訣なら成功なんてしなくてよかったんです。w
それともう一つ。
愚痴はあっても、
人や事象を否定しないでおこうと。
嫌いなことをわざわざ嫌いと攻撃する文章は絶対に書かないということも決めました。w
もし誰も読んでくれてなくても、それだけは守ろうとね。

P2050003.JPG

そんなこんなでおずおずと始めたブログでしたが、
訪問者も増える兆しはずっとまったくありませんでしたよ。w w
日々2~3人。しかも超知り合いみたいな感じだったと思います。
そのうちにブログ訪問などで知り合ったブロガーの方々や、
mixiの交流で知り合った方々が支えてくれるようになってきたんですね。w w
まあそれでも訪問者といえば、
基本的には日々30〜50人くらいなものでした。

ところが心機一転というか、ちょっと不満もあって、
昨年の夏に、ずっと続けてきたlivedoorから離れる決心をしました。
そしてこのソネブロに引越してきたんです。
もうびっくりでしたね。
急に訪問者が増えたんですよね。
引越当初はそうでもありませんでしたが、
今ではブログを始めた当初の100倍くらいの訪問があります(笑)。
前ブログと現ブログで変えたことと言えば、
音楽ネタを増やしてデザインネタを減らしたことくらいなんですけどね。
まあ、なんでなのかは分かりませんが、たった数ヶ月の間に急増です。w w
開始当初にお付き合いしてくれた方の中には
すでに手の届かない所へ行ってしまわれた方もおられますが、
ずっと僕のブログを応援してくれてたマイミクの方々も
時々は覗いてはくれてるみたいですしね。
それに加えてソネブロ仲間の温かいコメントなどで
コメント欄が随分と賑やかになりました。
とにかくソネブロに移ってから、
より多くの交流に恵まれることになったんですね。

色んなプロバイダーやブログサービスがあると思います。
ソネブロもいろいろ不都合が語られることもありますが、
僕的には水が合ったのでしょうか。
こっちの方がページイメージが少し垢抜けた感じにもなりましたしね。w
継続が何かを生むことは確かですが、
水が合うかどうかも大切なんだなーと思いましたよ。
livedoorブログを4年間続けても味わえなかった喜びにもこのソネブロで出会えましたし。
これからも多分こんな調子です。
これ以上の広がりもないだろうし必要もないでしょう。
楽しく、のんびりと続けたいと思います。

みなさま。
いつも仲良くしていただいてありがとうございます。
これからもどうかよろしくお願いいたしますね。

マハロー!

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no review favorite music file.


Eric Clapton - River of Tears

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明日へ向かう力 [think]

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明日に向かうための原動力はいろいろあります。
家族だったり恋人だったり、
あるいは師や仲間のためだったりすることもあります。
純粋に自分の向上心や野心の場合もあります。
何かを目指す過程であっても、
成し遂げた後であっても、
日々は続いてゆくし、
守るものや目指すものがなくなるわけではありません。
いずれにしても、僕らはすべからく
明日へ向かって進んでゆかなければならないのですね。

息子は今野球を頑張っています。
出来ない時もありますが、基本的に毎日素振りをさせています。
まだレギュラーを勝ち取ったわけではありませんが、
コーチとしての目から見てもフォームもよくなりつつあります。
身体能力的に大きな可能性を秘めているのは誰の目にも明らかなので、今年こそしびれるプレーが出来るように是非頑張って欲しいと思うのです。

P3130001.JPG

娘はずっとフラと水泳を続けています。
幼稚園の頃は向上心もそんなになく、
ただなんとなくやっていたのですが、
小学校に上がってから徐々に本人の意識も変わってきたようです。
別にすごいフラ・ダンサーやスイマーを目指しているわけじゃないことは一目瞭然ですが、
彼女なりに上手に踊ってフロントラインでステージに立ちたいと思っているようですし、
ちゃんと検定に受かって泳ぎをマスターしたいと願っているようです。

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この春から小学6年生と3年生。
将来への夢や目標を具体的に思い描くにはあまりにも幼い年齢です。
まだそういう世界の入口に立ったに過ぎないわけで、
明確な目標を抱いた時のための訓練を始めた、と言ってもいいくらいです。
でも、そのために何が必要かをようやく学び始めた子供たちを頼もしくも思うのですよ。
大きくなったんだな、とね。w w

武田鉄矢さんが言っていたことがあります。
「苦しい時の自分の一番の力になることは、過去に頑張った自分の記憶だ」と。
本当にそうだと思うんです。
武田鉄矢さんのキャラが好きか嫌いかとかそういう次元ではなく、
ここは素直にその通りだと思うのですよね。
振り返った時に、
自分が頑張ってきたことが今の自分の大きな力になってることに気がつくし、
苦しい時に、自分がかつて頑張ったことが大きな力になったことを思い出します。

幼少時代に頑張ってなかった人は青春時代に。
青春時代に頑張れなかった人は成人してからでいい。
どんな時期であろうと、その時期に頑張った自分は、
今の自分に続く正真正銘の礎なのですからね。

まだまだネガティブな世界に汚されていない子供たちがこれから向かう未来は光で満ち溢れています。
それでもそのうち、現実は容赦なく彼らを襲うでしょう。
大きな挫折や苦しみを味わうこともあるかも知れない。
でもいつか、今彼らが頑張り始めたことの意味を知る時が来ると思うのです。
残念ながら、何かを成し遂げる、ということを教えることは出来ません。
でも、苦しい時に一番の力になるであろう頑張った記憶を創る手助けは出来るわけです。
僕は彼らの父親として、頑張ることを教えられたらいいなと思うんです。
嫌なら辞めていい。
辛かったらしなくていい。
それは甘いと言われようが僕の揺るがないポリシーです。
でも、好きなら頑張れ。
好きなこと。
信じてること。
それを一生懸命頑張ってきたパパが言ってるんだから間違いないぞ、とね。

好きなことを探すんじゃない。
好きなことにとことんのめり込め。
明日へ向かえ。
最愛の我が子たちよ! w w

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最近感動の堰が緩いのよ。。。。。。。


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人は優しい、ということ [think]

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9日の夜のネットニュースにこんなお話が。
受験生:大雪で列車運休、トラック運転手が救いの手

埼玉の中学生が石川県輪島市の航空高校入試を受ける予定が、大雪で列車が新潟県長岡で立ち往生に。
あきらめかけたが同行していた母親の提案で長岡駅付近を吹雪の中2時間歩いてヒッチハイクを決行!
午前4時半頃、神戸まで行くという大型トラックを見付け、金沢までならと乗せてくれたそうです。
夜明け頃に金沢に入ったけれど、「よし!輪島まで行っちゃる!!」と突然向きを変えて試験会場までまっしぐら。
なんと試験開始10分前に到着したそうです。
「同じ中3の娘がいる」という運転手はヨコヤマさんと名乗ったが、
「がんばれよ!」と言い残して連絡先も教えずに去っていったそうです。

ぬあーーーーー!
なんてカッコいいんだ!w w
いい話です。
いい話過ぎて泣きそうになるじゃないか!

中学生は無事に合格したそうです。
この娘にとっても、世の中が素敵な世界なのだということを実感出来たのではないでしょうか。
遠方への入学のために大反対していた母親の「あきらめないで!」という励ましとヒッチハイクの提案。
そしていなせなヨコヤマのおっちゃん。
この娘は、人は優しい、ということを全身で受け止めたことでしょう。
ああー。
ヨコヤマさんになりたい(笑)。

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